日本流イノベーションを起こすコツは何か?

日本流イノベーション

日本企業はイノベーションが起きづらいとよく言われています。

しかし、メルカリのようにイノベーションを起こして市場を席巻している企業があるのも事実です。

今回は、吉村慎吾さんの書籍「日本流イノベーション」を読みました。

本書のコンセプトは、課題先進国である日本を救うイノベーションの教科書なのだそうです。

テクノロジーの進歩。

テクノロジーの変遷は以下の通り。

第一次産業革命 18世紀後半〜19世紀中期 蒸気機関という汎用技術の誕生

第二次産業革命 電力とモーター、化石燃料という汎用技術 大量生産大量消費時代へ

第三次産業革命 コンピューターとインターネットという汎用技術がもたらした情報通信革命

第四次産業革命 IoT、AI、ビッグデータ、ロボティクス

IoTが実現する生産性革命は、IoTで機器間を繋いで、制御の幅を広げることがポイントであると述べられています。

より広範囲に繋いで最適化すれば世界の資源効率は飛躍的に向上するのだと。

付加価値とソリューション。

ビジネスのバリューチェーンの中でもっとも付加価値を生んでいる工程が、ビジネス企画ブランディングの段階であるのだそうです。

この場合、ビジネスモデルのトータルデザインが最重要であり、製造工程ではほとんど付加価値は生まれず、販売やアフターサービスで再び付加価値を生み出す時代になるのだそうです。

付加価値を生み出すには、AIにやらせたいことを決めて、学習させるべきデータを素早く集めて、ソリューションとして実装することがとても大事なのだそうです。

そうなると、今後はAIを駆使したソフトウェア企業がメーカーを支配する時代になると示唆されています。

すなわち、IoTの本質を知ればソフトウェア企業がメーカーを支配できるようになるということ。

最終的には、すべてのメーカー(製造業)はサービス業となると述べられています。

オペレーターがイノベーターを善意で潰す。

経営層が新規事業の種を潰すというシーンはよく耳にするのではないでしょうか。

経営層=オペレーターの価値観は、秩序、安定、効率。

論理と分析によって、効率化、標準化を繰り返しながら会社を拡大させる。

オペレーター経営者はリスクと失敗の責任を取ることが大嫌い。

ゆえに、すべての問題は論理と分析によって課題可能と信じている。

善意で彼らが絶対に答えられない質問を矢つぎ早に投げかける。

「顧客ニーズは?」「売上予測は?」「開発期間は?」

誰も責任を取りたがらない「大企業病」と、オペレーター経営者の事業計画至上主義が企業を死に追いやるのだと伸べられています。

人生で失敗経験も成功経験もない大企業のエリート社員にとっては、新規事業を成功させて社会に新たな価値を生み出すことよりも、失敗しないことのほうが重要。

これでは、新規事業は生まれません。ではどうすればよいのか。

社会課題解決イノベーションを起こせ。「医療・健康」「エネルギー」「農業」などの社会課題は日本政府が国家戦略として掲げ、規制緩和や補助金によってイノベーションが後押しされている。知恵とテクノロジーを駆使すれば企業の力でさまざまな社会課題は解決できる。

社会課題に向き合うことで、新たなイノベーションを起こす。

言われてみれば当然のことですが、チャンスを戦略的に活かせる企業であることがとても大切だということですね。

Thinking Point

テクノロジーと知恵を絞り、社会課題に向き合うことの重要性を常に考えておく。そのためには、自分のミッションを重ね合わせることが大事。

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