フルライフ
良い人生を送るにはどうしたらよいのか。。。
この世に生まれて、最期に後悔したくない。
そのように考える人は沢山いるのではないでしょうか。
今回は、石川善樹さんの書籍「フルライフ」を読みました。
帯には、「今日の人生と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略」との言葉。
一体どのような内容なのでしょうか??
後悔が生まれる構造とは?
まず、人生に後悔が生まれるのは、何故なのか?
それは、
A or B の選択のジレンマ
A and B の総取りのジレンマ
結局、後悔が生まれる原因は、時間に限りがあるためだと述べられています。
したがって、戦略の先に、そもそも自分は何をしたいのか?ということを考えることが重要なのだと言います。
例えば、何か大きなことを成し遂げたい、人生100年をよく生きたい。
色々あるかと思います。
人生における戦略とは何か?
そもそも、人生における戦略とは何なのでしょうか?
本書によれば、具体的には、“重心“を発見することであるとのべられています。
そして、フルライフとは、「Well-DoingとWell-Beingの重心を見つけること」なのだと言います。
Doing(する)時間
考える、会議、仕事
Being(いる)時間
感じる、雑談、プライベート
そして、DoとBeのバランスは人ぞれぞれであり、人生のその時々でよくすること、よくあることのバランスは変わってくるのだと言います。
FULL LIFE =f(Well-Doing,Well-Being)
「To Do」ではなく「To Feel」の振り返りをすることが重要だと言います。
具体的には、1日の終わりに印象に残ったことを振り返ること。
これをやることで、重心を見直すことができるのだそうです。
イノベーティブな人は3つのモード。
イノベーティブな人は以下の3つのモードをうまく切り替えているのだと言います。
それは、
直観
大局観
論理
この3つ。
直観は、ひとりでボーッとすることで入る。
論理は、みんなで議論すれば自然と入る。
大局観は、めちゃめちゃ引きながら、めちゃめちゃ寄ることで入る。
その上で、圧倒的な成果を出せる分野を見つけることが重要だと述べられています。
真のWell–Beingとは「自分らしさ」の先にあるのだと言います。
具体的には、自分を忘れること、自分から離れること。
人間の成長とは、自己中心性から離れることだと述べられています。
本書の結論。フルライフとは、自分を高めるWell-Doingと、自分を忘れるWell-Beingのバランスをとること。この本のコンセプトは、「時間の使い方に戦略を持つことで、フルライフ(充実した人生)を実現する」というものです。
Thinking Point