片づけの心理法則

人生を思い通りに操る 片づけの心理法則

突然ですが、片づけって得意ですか?

仕事から家に帰ると部屋が散らかってしょうがない。よくありますよね。

私は今でこそ多少なりとも片づけができるようになりましたが、少し気を抜くとすぐに散らかしてしまいます。仕事から疲れて帰ってきて部屋が散らかってると、余計疲れますよね。

できるだけ綺麗な家に保つにはどうすればよいのか?今回は、そんなヒントを得たくてメンタリストDaiGoさんの著書「片づけの心理法則」を読みました。

本書の帯には「本当に大事なことに集中する効果最大のメソッド!」とあります。とっても興味深いです。

DaiGoさんの書籍は、つい手に取りたくなるコピーや装丁に仕上がってます。さすがメンタリストだなぁと思い、気がついたら購入していました。

片づけ=目標に向かって集中できる環境を作ること

いきなり大事なことが書いてあります。片づけの定義です。

片づけとは「限りある時間やお金、体力や注意力といった自分のリソースを目標に向かって集中できる環境をつくること」なのだそうです。

このような環境を作ることにより「自分の人生を思い通り操ること」ができるのだとか。

自分の目標を見定め、人生を思い通り操る方法の1つとして、片づけが有効なのですね。

片づけの3つの原則

片づけには3つの原則があるようです。

①3択の原則、②初速最大化の原則、③ローコスト管理の原則

①3択の原則は、人間は心理学的に選択肢が3つ以内でないと即決ができないので、あえてモノを3つに絞るというやり方。たしかに、あまりにも選択肢が多いと迷ってしまうというのは感覚的にもよくありますよね。

例えば、この前昼食を買いにデパ地下の惣菜コーナーに行ったのですが、種類が多すぎて選んでいるだけでダラダラして時間を浪費してしまいました。

②初速最大化の原則は、やるべきことにとりかかりやすい環境をつくること。手順を減らすというやり方。例えば、机の引き出しに定位置を決めてモノを出しやすく、かつ、出したらしまいやすくする工夫です。

③ローコスト管理の原則は、管理するのに手間がかかるモノは置いておかない、リターンを生まないモノは買わないということ。特にこのリターンを生まないモノを買わないという視点は大事だと感じました。これは必ずしも金銭的なリターンだけでなく、精神的なリターンも得られそうです。

迷わずに捨てる!モノが勝手に減って行く7つの質問

とはいえ、そもそもモノが捨てられない人に有効な質問がありました。これはなかなか凄いです。

①買い直し思考:いったん捨てたとして、これを買い直すか?

②トラベラー思考:長期旅行に持っていきたいモノか?

③ネットオークション思考:誰かが買ってくれるとしたら売るか?

④タイムトラベル思考:買ったあの日に戻れたとして、やはりこれを買うか?

⑤大富豪思考:お金が無限にあったら、本当にこれを買うか?

⑥ほしいモノ変換思考:これを何回我慢すれば、ほしいモノが買えるか?

⑦ロングスパン思考:3年、5年、7年経っても必要か?

こうやって①〜⑦まで当てはめていくとかなりのモノが不要になるはずです。特に衝動買いしそうな時や、高い買い物をするときはこれらの考え方をすると良さそうです。

最後にDaiGoさんは、その通りだなということを述べられていました。

「何もない」からこそ、人はより強く感じます。より深く考えます。

そして、より多くの人生を楽しむことができるのです。

たしかにその通りですね。無駄にモノが多いと集中ができなくなります。

そのほか、読みどころのある内容がたくさん書いてありました。ミニマリストまでいかなくても、片づけをするコツがバッチリ掴める良書ですね!

たしかにこれをマスターすれば「人生を操れる」ような気がします。そうなれるといいなぁ。

Thinking Point

片づけることで人生の目標に近づく!モノを買うときに一度立ち止まってフィルターをかけてみよう!

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