「捨てる」思考法
新しいことをはじめるときに必要なことは、何かをやめること。
このようによく言われますね。
今回は、出口治明さんの「捨てる思考」を読みました。
捨てる思考こそが、トレードオフの極意。
一体、どのような内容なのでしょうか。
「捨てられない」という思い込み。
捨てられないというのは、自分自身の「思い込み」であると述べられています。
余計なものを手放す習慣を身につける。
余計なものを手放して、本当に必要なものを見極めること。
未来のために、捨てるべきものを潔く捨てる感覚が大切だと述べられています。
私たちは毎日、トレードオフに直面している。
トレードオフとは優先順位を見極めること。
新しいことにチャレンジするとき、これまでの生活環境を捨てることができるかどうかが大切?
トレードオフとは、自分が本当にやりたいことを見極めることであると述べられています。
捨てるために必要なのは、知識。
「知識は力なり。」とよく言われますが、人々が自由に楽しく生きようとするときにはじめて知識は力になる。
捨てることは、自分の手元に何を残すかを決めること。
だからこそ、知識があって初めて取捨選択ができる。
よって、知識を得て恐怖感を捨てることができれば、次のチャレンジすることは容易になるのだと述べられています。
やりたいことの選び方。
やりたいことを選ぶには、豊富な選択肢を持っていることが前提。
豊富な選択肢を持つには、インプットを減らして、アウトプットを増やす考え方も大切。
インプットした情報は、自分なりに咀嚼して、自分の言葉に置き換え、アウトプットする。
この脳内活動が、記憶として脳に定着させるのに有効であるのだそうです。
あまり選り好みせずに「イエス」と答えれば、世界は広がっていく
無駄があるほうが人生は楽しい。時には無駄を楽しむ。寄り道は楽しい。
「相手によく思われたい」という欲を捨てれば、気配りなどしなくても楽しい時間は過ごせます。
不要なものは捨て去り、身軽にした方が絶対に動きやすいですよね。
生きていくために必要なものは、実はそんなに多くない。無駄を捨てることは、未来への投資である。