アマゾンスピード仕事術

アマゾンスピード仕事術

世界を大きく変えようとしているGAFA。

そのうち、ECからリアル店舗の領域まで世界を広げようとしてるAmazon。

今回は、Amazonの職務経験を持っている佐藤将之さんの書籍「アマゾンスピード仕事術」を読みました。

帯には「アマゾニアンたちの圧倒的生産性を体感せよ!」との言葉が。

1日のタスクが1時間で片づく」といったことが実現可能になるのだそうです。

具体的には、どのような内容なのでしょうか。

アマゾン流14か条の「リーダーシップ理念」

アマゾンには常に理解しておくべき、14か条なるものが存在するのだそうです。

その1つが、

Customer obsession 顧客へのこだわり

これは、お客様がすべてのアマゾンの道標になっているのだという考え方。

これは、上司でもライバルでもなく、すべては「お客様のため」だということ。

ある意味、顧客第一主義の究極系だと思われます。

Bias for action とにかく行動する

考えることも大切だが、とにかく行動を起こすこと。これを起点にすべきのだと。

そして、本当にやるべきことを見極めるために、やめてもいい作業の見分け方があるのだと言います。

それは、

1.迷った時は「カスタマー・エクスペリエンス」

2.試しに一度やめてみる

マネージャーの仕事は「人、モノ、カネ、時間」の最大化

特に、「リソースが足りているかどうか?」のチェックが重要だと述べられています。

もしも足りない場合は、リソースを調達して、それらのリソースを最大化させること。

このチェックが大切であり、不足しているのであれば盛り込むこと。

この考え方が大事なのだと思います。

会議の生産性を高める。

ムダな会議は、生産性を飛躍的に向上させる伸びしろであると説かれています。

会議の目的=ゴールを明確にすることがとても大事であり、会議の時間をムダにしないためにが6つのコツがあるのだと述べられています。

それは、

①会議の目的、時間割、決定方法などを冒頭で明確にする

②時間を意識しながら進行する

③参加者の発言を促す

④会議の主旨に応じた空気をつくる

⑤適宜整理しながら、抜け漏れなどがないかを確認していく

⑥当初の目的と結果とをすり合わせ、会議後の役割や行動を確認する

といった考え方。

そして、会議を仕切るファシリテーターが身につけたい実践テクニックとして、

バルコニーの上から見ること」を推奨されています。

これは、ダンスホールでひとがたくさん踊っている要素を見るという意識。少し高い位置から全体を見渡すことで見えてくるものがあるのだと述べられています。

本書は、このような言葉で締めくくられています。

もっとも大事なのは、これらを理解し、日常の業務で実践していくなかで習慣化することです。

本当にその通りですね。本書で書かれていたことを血肉にすることで仕事のスピードは大きく向上しそうです。

Thinking Point

アマゾン流仕事の術のポイントを押さえ、習慣化することで効率が上がる!