ハック思考
劇的に成果を上げたい。
ビジネスパーソンであれば、誰しもが心の中で考えていることでしょう。
今回は、須藤憲司さんの書籍「ハック思考」を読みました。
帯には「最短最速で世界が変わる方法論」という言葉。
さて、どのような内容なのでしょうか。
ハックとは知恵である。
まず、世界のルールは、
時間×お金→成果
これだと言います。
そして、ハックとは「知恵」であり、「成果」への転換効率を劇的に上げる考え方なのだそうです。
世界をハックするのに複雑なプロセスは不要であると述べられています。
ポイントは2点。
①人と違う規則性や法則を見つけて、
②その規則性や法則を構成するシステムのスキマに介入する
特にポイントだと感じたのは、①の視点だと考えます。
表面的な見方ではダメで、角度を大きく変える。
昔、流行った言葉ですが、「パラダイム」を変えるという感じなのでしょうか。
そして、②の「スキマ」をいかに見つけられるか。
これからのビジネスの要諦
①決済
取引履歴からどうマネタイズするか。
②マイクロクライアントの獲得
究極は個人。今で言うとメルカリ。
③個人情報の売買
会員情報のレバレッジ。
いずれも重要だと考えますが、特にポイントになってくるのは③だと考えています。
パーソナライズされたビジネスの台頭、令和は「個人」が時代と言われる中、
この③のビジネスは非常にチャンスがあると考えます。
最後に須藤さんが今までビジネスをされてきた中で述べられたいた印象的な言葉をご紹介して締め括りたいと思います。
250億円使って見えてきたこと。マーケティングはプレイスがすべて。プロダクトを消費者に届けるプレイス(流通)が、実は最も希少性が高く面積が限られているもの常にそのビジネスが抑えるべき一等地をダッシュすることが極めて重要実は、すべてのビジネスは、人の時間を抑えている流通チャネルの争奪戦
なるほど、ここを見誤るとどんなにスジの良さそうなビジネスであっても上手くいかなそうです。
人の可処分時間を得るために「どこで」届けるか?
この視点はとても重要ですね。