良い戦略悪い戦略
「戦略」がない。
職場で、そのような話題が出て途方に暮れている人は多いのではないでしょうか。
今回は、リチャード・P・ルメルトさんの書籍「良い戦略悪い戦略」を読みました。
戦略の本質がわかる書籍です。
本書を読んでポイントだと感じた点は以下のような内容です。
・良い戦略は驚きである
・良い戦略に自ずと備わっている卓越した価値の第一は、新たな強みを生み出すことである
・第二の価値は、新たな強みを知り弱点に気づくところから生まれる
・悪い戦略の4つの特徴。それは、空疎である、重大な問題に取り組まない、目標を戦略ととりちがえている、間違った戦略目標を掲げている
・良い戦略は、十分な根拠に立脚したしっかりした基本構造を持っており、一貫した行動に直結する。この戦略の基本構造をカーネル(核)とよぶ。
カーネルは、3つの要素から構成される。
1.診断
状況を診断し、取り組むべき課題をみきわめる。良い診断は死活的に重要な問題点を選り分け、
複雑に絡み合った状況を明快に解きほぐす。
2.基本方針
診断で見つかった課題にどう取り組むか、大きな方向性と総合的な方針を示す。
3.行動
ここで行動と呼ぶのは、基本方針を実行するために設計された一貫性のある一連の行動のことである。
すべての行動をコーディネートして方針を実行する。
Thinking Point
良い戦略には、カーネル(核)がある。3つの要素が盛り込まれているかチェックしてみよう!
良い戦略、悪い戦略 /日本経済新聞出版社/リチャ-ド・P.ルメルト
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