本当に「効率よく」しなきゃダメですか?
今回は、黒田剛さんの書籍『非効率思考 相手の心を動かす最高の伝え方』を読みました。
効率の悪いことこそ、結局は最も効果的に人の心に響くという考え方を紹介しています。
本書のエッセンスをまとめてみました。
まずは相手の頭の中で想像させる
顧客や相手の悩みを徹底的に聞き、その上で解決策を集めることが大切です。
材料だけでなくレシピもセットで提案することで、相手は自然と「できるかも」と思いやすくなります。
妄想を働かせる際は、単なるイメージだけでなくワクワク感も一緒に伝えることがポイントです。
「楽しさ」と「ワクワク感」が心を動かす
本当に伝えたいことを届けるには、楽しさやワクワク感が鍵になります。
人は「楽しそう」と感じると、それを誰かに伝えたくなります。
迷ったらワクワクするほうを選び、「どれをやるか」ではなく「すべてやる」姿勢が大切です。
ストーリーで伝える
事実だけでなく、ストーリーを交えて伝えることで相手の心に残ります。
現象をストーリー化し、誰にでも理解できるようシンプルに言語化することが重要です。
楽しさを見せることで人が集まる
小さく始め、楽しんで仕事に取り組む姿を見せると、周囲の人が自然と協力してくれます。
誰よりも自分が夢中になり楽しむ「トム・ソーヤー理論」は、人を巻き込む大きな原動力になります。
行動と積み重ねが成功を生む
頼まれた仕事をしっかり果たすことで信頼関係が築かれ、感謝の気持ちを伝えることでチームも強くなります。
小さな行動を積み重ね、動くことで新しいアイディアが生まれます。
トラブルやプレッシャーも自分のドラマの一部と考え、全力を尽くすことに集中することが重要です。
効率ばかり追い求めず、まずは楽しむ。心を動かす行動は、非効率だからこそ生まれる。
Thinking Point
