いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書
生活をしていく上で、やらなければならないことってたくさんありますよね。
家事、仕事、プライベートであってもすべて「段取り」が大切。
今回は、水野学さんの書籍「いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書」を読みました。
本書の著者である水野さんはくまモン、茅乃舎、相鉄、オイシックスなど多くのプロジェクトを手がけてきたクリエイティブディレクターなのだそうです。
帯には「あなたの仕事が10倍早くなる!!!」との言葉が。
一体、どのような内容なのでしょうか。
段取りは、仕事の「超基本」。
段取りは、仕事の最も最初の基本なのだと述べられています。
「段取り」とは「ルーティン化する」ということであり、段取りは「目的地」を決めるところからだと述べられています。
例えば、プロジェクトのような仕事であればゴールをイメージすること。
これが大切なのだと言います。
「仕事」を分解すると大きく3つに分けられる。
1.目的地を決める
2.目的地までの地図を描く
3.目的地まで歩く
この3つなのだそうです。
そして、チームで仕事をするのであれば、ゴールを「ビジュアル」で共有すると良いのだと述べられています。
結局、どれだけ事前にゴールを「想像」できるかが勝負であるのだと。
最高の段取りをするために「目的地までの地図」を描くことが極めて重要なのだそうです。
仕事の「本質」は同じ。
すべての仕事は次のような段取りになると述べられています。
すなわち、
1.調べる
2.大まかな方向性を決める
3.具体的なプランをまとめる
4.仕上げ作業をする
5.完成
等に私が重要だと感じたのは2.の「方向性を決める」という点です。
大きな方針がなければ、物事を進めるのは困難です。
最後に本書で一番参考になったフレーズをご紹介しておきます。
これからは「企業と人」ではなく「人と人」のコミュニケーションがとても重要になってきます。いい仕事をすれば、その影響が広がりやすい時代なのです。
言われてみてば当たり前ですが、テクノロジーで世の中が信じられないスピードで変化していく中、
人と人のコミュニケーション力こそが必要な力になってくるのは間違いないでしょう。