革命のファンファーレ
好きなことを仕事にしたい。どうすればできるのか?
これはみなさん誰しもが感じていることではないでしょうか?確かに、簡単なことではありません。
でも、この世の中には、自分のやりたいことをガンガン仕掛けて、成功に導いている方がいるんだということがよくわかりました。芸人の西野亮廣さんです。
今回、西野さんの著書「革命のファンファーレ」を読みました。副題は「現代のお金と広告」。今の時代の流れにマッチした内容で、共感できる点がとても多かったです。
おそらく西野さんが私と同世代というのも大きいと思いますが、自分に正直にご発言されている力強さが本当にカッコいい。(感化されてすぐに行動したくなります。)
常識を超えろ。
時代が変わり、変化しなければ生き残れない時代がやってくると述べられています。
今まで、当たり前=常識だと思っていたことが通用しなくなる時代。摩擦を恐れずに、情報をアップデートを止めないことが大事だと説かれています。
過去の成功体験を捨て、常識を捨て去るところからがスタート地点。この考え方を起点にしていくことが最初のポイントになりそうです。
固定概念にとらわれず、古い情報から新しい情報をどんどん入れ替えていく意識。これが大事なんですね。
必要なのは、お金ではなく「信用」である。
「お金」とは一体なんなのか?考えたことはありますか?普段、なかなか意識できないことですよね。
本書によると「お金」とは信用を数値化したものなのだそうです。
お金そのものよりも大事なものは「信用」。最近になって認知されてきたクラウドファンディングは、お金を集める仕組みではありますが、この仕組みで資金を調達するのに一番必要なもの。
それが「信用」。つまり、信用のある人こそが「価値」を出せる時代になってきているということです。信用を積み重ねるには、自分の「意思」を明確に表示し、自分に「嘘をつかないこと」が大切であると述べられています。
インターネットが破壊したものを正確に理解せよ。
インターネットとスマホが普及し、人々の生活は一変しました。本書では、インターネットにより、全てのものが「ガラス張り」になってしまったということを述べられています。
ここで大事なのが、「インターネットが何を変えたのか?」という視点。西野さんは「インターネットが破壊したものを正確に捉え、売り方を考えろ」と述べられています。
つまりインターネットの「本質を見極め、戦略を変えろ」ということだと理解しました。インターネットのような直接目に見えないものだからこそ、その背景に何が隠れているのかをしっかり見ようとしなければならないのでしょう。
情報を集める力とは。
このようにたくさんのことを伝えても行動できない人に対して、最後の方で次のようなメッセージを伝えられています。
情報は、行動する人に集まり、更なる行動を生み、また情報が集まってくる。
行動の連鎖だ。勇気のせいにしてはいけない。今、あなたが行動できていない理由は、あなたが情報収集をサボっているせいだ。
努力だ、圧倒的努力。これに尽きる。
行動できる人と、できない人の差はこうゆうところに現れてくるのでしょうね。
いずれにしても久々に良い本に出会いました。とても読みやすいのも良いですね。普段、マーケティングをされている方にもオススメです。私自身も色々と発見がありました。