仮想通貨革命で働き方が変わる
毎日のように仮想通貨の話が話題になっています。
コインチェックの580億円のNEM流出事件は確かに衝撃的な内容でした。
この事件をきっかけに仮想通貨への投資をやめてしまった方も多いのではないでしょうか?
仮想通貨を単なる投機目的としか捉えるとそうなってしまうのも無理はないでしょう。
しかし、通貨の根幹をなす技術であるブロックチェーンの将来性は揺るがないと考えます。
「中央集権的ではない」という思想は今後の潮流としても間違いないでしょうし、長期的にみれば確実に利用される時代がくるはずです。
今回は、野口悠紀雄さんの書籍「仮想通貨革命で働き方が変わる」を読みました。
仮想通貨と働き方が一体どのようにリンクするのか?本書を読んで学んでみました。
新しい働き方とは?
日本企業にとって最大の課題は「人手不足への対処」。
長い目で見れば日本の人口減少が不可避な中「どうやって人手不足を解消していくべきか?」というのは私たち日本の住人としては他人事ではありません。
本書によれば、「新しい情報技術が働き方を大きく変える」のだそうです。
すなわち情報技術の進展によつて、さまざまな形態の働き方が可能になっているというのです。
だからこそ、この情報技術を最大限に活用して、新しい働き方を探ることが重要なのだそうです。
特に「組織に雇われるのではない新しい働き方」を求めることが重要と述べられています。
フリーライシングと呼ばれる働き方。
今は、情報技術が発展したことで、インターネットを介し個人が組織と対等の立場で仕事をすることが可能になってきているという。
個人がビジネスを収益にする手段は今まで限られていました。
しかし、今は仮想通貨を利用すれば、これまでの個人事業での最大の難所であった送金、課金の問題も解決できるのだそうです。
そして、この仮想通貨がフリーランサーを支えるようになるとのこと。
具体的にどんなサービスが考えられるのか?
やはり、情報の有料配信やアドバイスのサービス提供のようなものが考えられる。
例えば、投資コンサルティング、相続のアドバイス、事業のアドバイス、法律相談。
受験アドバイス、転職アドバイス、翻訳、文章添削なども行けそうとのこと。
この点を考える個人レベルのスキルをいかに磨いていくか?
未来、AIに代替されないために身につけておくべきポイントになりそうです。
野口氏はこのようにコメントされています。
破壊者AirbnbやUberも遠からず破壊される。中央集権的な情報処理は不要になる。
仮想通貨のブロックチェーン技術が分散型台帳の情報処理で、世界を変え、我々の働き方を変える日はそう遠くないのかもしれません。