99%の人がしていないたった1%のメンタルのコツ
「メンタル」って何かをする全ての起点だと思うんです。
今回は、河野英太郎さんと田中ウルヴェ京さんが書かれた「99%の人がしていないたった1%のメンタルのコツ」を読みました。
例えば、仕事に取り掛かるにしても「心の持ちよう」ってすごく大切。
嫌なことがあれば、確実に仕事のパフォーマンスは落ちます。あなたにも経験はあるのでは無いでしょうか?
どうすれば、「強いメンタル」を手にいれることができるのか?そのヒントを探るべく、本書を読んでみました。
メンタルマネジメントでホワイトカラーの生産性を上げる
本書はアスリートのようにメンタルをマネジメントすることで、ビジネスの生産性を大きく上げていくということが主テーマ。
その上で、大事なのは「セルフアウェアネス」という考え方。
これは、Awarenessという英単語の通り、意識、気づきといったことで、すなわち自分自身に気づくこと。
これがメンタルマネジメントの基盤になるのだそうです。
自分自身に向き合い、気づくことで「自分に自信を持つということ」の意味がわかり、自分ならではの実力を発揮する方法がわかるようになるのだとか。
目標設定のコツ
年始に目標を立てられた方も多いのではないでしょうか?
本書では目標設定のポイントについても書かれていました。この目標の立て方ですら、メンタルに大きく影響するということなのでしょうね。
例えば、目標は「したい」、「やらなきゃ」ではなく、「しよう」、「やる」と言い換えることで、前向きに捉えて取り掛かることができるようになります。
さらには、短期的というよりは長期的な目標を強く意識することが大事。
その目標を掲げた理由にもしっかり目を向けておくこと。
このようなコツを取り入れた目標設定をすると、納得感を持って前向きにチャレンジできるようになりそうです。
リラックスするコツ
リラックスするには3つの方法があるのだそうです。
①身体を動かす、②笑顔を作る、③瞑想する
あまり馴染みの無い瞑想については、「目を閉じる」ということから始めると良さそうです。
例えば、就職試験の面接で緊張している時に一度、目を閉じる。
目を閉じることで目から入ってくる情報をうまく遮断し、リラックスする効果があるのだそうです。
瞑想はよく、①姿勢、②呼吸が大事だとよく言われます。本書を読んで感じたことは、この2つに加えて③意識。これがポイント。
つまり、頭を空っぽにするということ。少しコツがいりそうですが、呼吸に意識を向ければ自然と空っぽになります。これは、訓練次第でできます。
最後に以下の言葉が印象に残りました。
メンタルマネジメントは、単なる気分転換や気合いではない。誰のものでもない、自分のたった一度の人生をどう生きるかという人生戦略の一つとして目的意識を持って、自己の能力発揮の自己管理を学ぼうとしている。
人生戦略として考えれば、人生を豊かなものに彩るためにメンタルをマネジメントするコツは知っておいて損はなさそうです。