未来を創るプレゼン
プレゼンで「自分のやりたいこと」を実現する。
こんなにシンプルなことはないと思います。
だからこそ、プレゼンがうまくできるようになりたい。
このように考える人は多いのではないでしょうか?
伊藤羊一さん、澤円さんの共著「未来を創るプレゼン」を読みました。
本気で取り組むから人は動いてくれる。
一番大事なのは「本気」を伝えること。
仕事には明確な意思決定=決めることが必要である。
そして、決めるということは、捨てるということ。
もっとも大切なのは、自分の「譲れない想い」であると言います。
デジタルデータの時代。
そして、理解しておくべきことは、デジタルデータの時代ということ。
例えば、アマゾンで1本ワインを買った。
これは、モノを買ったと思いがちだが、厳密には違うのだと言います。
これらは「コンテンツ」なのだと言います。
ワインを手にとったり、試飲した上で買っているのではなく、そのワインのデータを読み取って買い取っている。
「産地は丸々、何年もの」そうした情報はすべてデータ。
データが集まり、構造化され、ワインというひとつの「コンテンツ」になっている。
そのコンテンツを買うことによって、結果的にモノが届く状態になっている。
すなわち、
データになっていなければ、この世に存在しないに等しい。
ということなのだそうです。
自分の経験や持っている情報を「言語化」することの重要性。
一番大事なのは、好奇心を持つこと。
好奇心がプレゼンの質に直結するのだと言います。
好奇心で情報を集めて、「これって、こうゆうことなんじゃないかな?」と仮説を立ててみる。
その思考の営みが、結果的にプレゼンの質の向上に繋がるのだと言います。
プレゼンとは、相手を「動かす」こと。
突き詰めれば、プレゼンは相手を動かすこと。
プレゼンが終わったときに、聞き手がどんな状態になっていればゴールなのか。
そのことを徹底的に考えることが必要なのだと言います。
1.相手は誰なのか
2.ゴールは何か
プレゼンでは未来について、その行動の契機となるビジョンを語る必要があると言います。
そして、顧客がハッピーになることだけを伝えよう。
プレゼンで伝えるべきは、あくまでそのプロダクトによってもたらされる「相手のメリット」だと言います。
情報というのは自分で言語化してはじめてほかの人にも伝えることができます。自分が何者であるかを自分で掘り下げた人の話は、多くの人を惹きつけることができます。
プレゼンの本質を理解する上での良書だと思います。