目的思考
「これをやる目的は何ですか?」
このように聞かれたら、どのように答えますか?
今回は、山梨広一さんの書籍「目的思考」を読みました。
目的思考を持つことで、ゴールとなる成果が大きく変わる。
帯には、「すべての成果は目的設定で決まる!」との言葉が書かれています。
目的設定することは、もちろん大事だということは知っています。
具体的にどのような方法なのでしょうか。
目的とは何か?
本書によると、目的とは「自分」が決めた意思。
このように定義されています。
目的に対する意識が変わることによって、行動の中身が変わることになる。
すべての行動の起点には目的がある。
人は必ず自分で決めた目的意識のもとに行動をしている。
どんな理由であれ、最終的にはすべて自分が決めている。
こうしたい、こうしたくない。
なりたい、こうなりたくない。
そのような自分の意志を反映しているのだと言います。
目的を持つとどんな良いことがあるのか?
それでは、目的を持つと何が良いのか?
それは目的を持つことで、判断基準が明確になり、一貫性を持てるようになる。
そして、より良い目的思考ができれば、判断基準が明確になる。
目的が明確になれば、目的がそのまま判断や取捨選択の基準になる。
高い目標設定はモチベーションを上げるのだと言います。
良い目的の立て方。
良い目的には、4つのパターンがあって、
①具体的で明確
②やるべき重要なことに絞り込まれている
③こだわりが強く、継続できる
④自分自身も周りの人もワクワクさせる
その目的が達成できたらどれだけの価値があるのか、という問いに答えられることが、より良い目標設定の目安になるのだと言います。
1つ1つの目標だけでなく、人生のプランも目的思考で考える。
これが大切なのだと言います。
自分が本当に大事にするものは何か?
このことを常に考えるべきだと述べられています。
自分の成長プランは、主に自分自身の行動になるから、設計の自由度が高い。自由だからこそ、発想を狭くして済ませてしまう可能性もある。しかし、大きく広げることもできるはずだ。だからこそ、目的思考の格好の練習にもなる。自由度が高いほど、さまざまなことを考えなければならないからだ。