自分を変える1つの習慣

自分を変える1つの習慣

ロリー・バーデンさんの書籍「自分を変える1つの習慣」を読みました。

副題は、

・うまくいく方法は1つしかない

・人生・仕事・お金・目標・人間関係、「わずかな違い」が人生を変える

ここまで言い切れる話なのか?と思いつつ、読んでみました。

結論から言うと、この書籍は何度でも読みかえしたいと思えるくらいの名著でした。

現在、書籍で購入しようとするとプレミア価格がついていて手が出しづらい状況で、
私は電子書籍で購入しました。

正しい道を探す。

世界中の95%の人たちはエスカレーターを探している。

私たちはいつも「近道」を探しています。

どこかに「エスカレーター(努力せずに目的地へ自動的に上がれる装置)」はないかと常に周りを見回しています。

しかし残念ながら、楽な道を探すことで、私たちは悪い方向に導かれてしまっているのだと言います。

成功は、「楽だが間違った道」ではなく、「ちょっとキツいが正しい道」を選択し続けることによって生まれる。

すなわち、成功者とは、「目標を達成するために、面倒くさいことや気が進まないことでも、我慢して実行できる人」なのだと言います。

そして、成功者は、他の人なら面倒臭がるような仕事に正面から取り組むことに、誇りをもっています。

成功者は、人生には、そこに「到着」さえすれば、あとはもう何の苦労もなく楽々と暮らせるような目的地など「ない」と知っている。

成長は、日々の努力そのものにあると理解しているから。

「困難な物事を難しく行う方法」ではなく、「困難な物事をできるかぎりすみやかに行う方法」を学ぶことが大切。

この方法を学ぶことで、私たちは、人生で望むものに可能なかぎり近づくことができるようになる。

努力をし、成長し、目覚ましい成果を上げる上で、自分の心構えが大きな障壁となっていたことを知る。

なぜ、毎年、真剣に立てたはずの「新年の目標」が実現しないのかについても理解することができます。

1つの習慣(習慣の力)7つの法則

1つの習慣を理解する上で、大事な法則は7つある。

1.犠牲 パラドックスの法則

「小さな選択」の積み重ねこそが成功を呼ぶ

2.決意 先行投資の法則

今いる場所で全力を出し続ける

3.集中 拡大の法則

思考の集中をコントロールする

4.言葉 創造の法則

思考を現実化する言葉の使い方

5.計画 収穫の法則

適切なタイミングに2倍の努力をする

6.信念 長期視点の法則

長い目で見れば失敗はプラスに変わる

7.行動 振り子の法則

「何をすべきか」は知っている。行動に移さないだけである

この7つを理解して、ちゃんと行動におこせば成功に近づく確率が高くなる。

絶対に目標を達成すると決心している人は、壁にぶち当たっても簡単には諦めたりはしない。

長年、固い決意で目標を目指してひたすらに努力し続けていると、いつしか、「後戻りすることはもう選択肢にない状態」になります。

成功者は、「本当にこの道を進み続けるべきだろうか?」ではなく、「どうすればこの苦境を乗り越えられるだろうか?」を考えようとする。

習慣化してしまった「すべきかどうか?」というマインドセットを、「いかに成し遂げるか?」に切り替えることで、私たちの潜在意識は活性化するのです。

そして、「いかに成し遂げるか?」という問いに対する創造的な答えを見つけようとします。

そのことによって、思っていること以上のことを達成できるのです。

行動の法則

「行動に移さない」のは、それを信じていないから。

私たちの信念は、言葉に表れるのではなく行動に表れる。

読んだ内容を頭では理解したつもりでいても、「行動」に移さないのであれば、それを信じていることになりません。

成功するためには、行動しなければならない。

私たちは「何をすべきか?」は知っている。

成功を導く行動の徹底した実践です。

あなたがいま人生のターニング・ポイントにいて、本当に変化を起こしたいのなら、「いますぐ行動」しなければなりません。

私たちは、何をすべきかを、すでに知っています。問題はそれを行動に移さないことなのです。

目標や夢を達成するために「できる限りの行動をすること」は、つきつめれば、「私たちが生きるこの世界を成り立たせるための責任を果たすこと」にもつながるのです。

Thinking Point

何かを成し遂げたいのであれば、できる限りの行動を起こそう!そうでなければ、何も起きないし、何も変わらない。