儲かる会社と儲からない会社の違い
儲けられる会社とそうでない会社って、一体何がどう違うんでしょうか。
今回は、関根威さんと野本理恵さんの共著「儲かる会社と儲からない会社の違い」を読みました。
帯には、「右肩下りの経済下では、すべてを「逆算」で考えろ!」という言葉が。
一体どうゆうことなのでしょうか。
本書は、主に中小企業を対象に書かれているようですが、多くの企業にとって参考になる話がありそうです。
中小企業の処方箋
儲けるために大切なのは以下の2つのポイントなのだそうです。
①未来の一点に照準を合わせて逆算で経営すること
②経営者も社員も、自らの立場を超えて社会に貢献して稼ぐこと
②は会社を経営する上での大義名分といった話なのでしっかり押さえていく必要がありますね。
まず、①の逆算経営とはどうゆうことなのでしょうか?
今は、衰退社会であり「考える人と考えない人」で成果にものすごい差が出る社会だと述べられています。
キーワードは「量の拡大から質の拡大へ」。
これが衰退社会において、うまく経営をする上でのキーワードなのだそうです。
絶対に「損しない」経営 これが衰退社会におけるもっとも大事な戦略であり、逆算経営のベースとなる考えになるとのこと。
儲かる会社と儲からない会社の違い
一に商品力、二に顧客づくり、三に稼ぐ社員づくり。
この3つをしっかり押さえておくこと。この順番に逆らって儲かることは絶対にないと述べられています。
そして「儲かる会社は数字を逆算」していると。
つまり、数字は「未来のバランスシート」からスタートしそこからの逆算で経営するということなのだそうです。
このような考え方をベースに今、何をすべきか決定する。
これが儲かる会社が取り組んでいる大きなポイントなんですね。
自社と同業他社の主要指標を比較してみる
自社のポジションを取るのには、次の点で優位性を得ておくことが大事であると。
社長として押さえておくべき数字で大切な7つあり、
①売上高経常利益率 目標は10%
②一人当たり生産性/年 目標は1,200万円
③一人当たり人件費
④労働分配率
⑤自己資本比率
⑥自己資本額
⑦総資本経常利益率 目標10%
ここをしっかり経営指標として押さえ、必要に応じて改善を加えていくことで「儲かり続ける会社」になるということなんですね。
チャンスは自分で創るもの。自分のキャリアプランは自分でしか達成できません。自身のキャリアプランを作成して検証してみれば、どの会社に所属していても、どんなにひどい上司の下で働いていたとしても、それはまったく関係ないことがよくわかります。仕事力とスキル(仕事)はまったく違います。キャリアは仕事力が創るものです。自分の仕事力は自分でプランするものです。