アウトプット思考
ビジネスにおいて特に大切だと言われるのが、アウトプット。
みなさんは、アウトプットをする際に意識されていることはありますか?
今回は、インプットを最小にして、アウトプットを最大にするという内田和成さんの書籍「アウトプット思考」を読みました。
情報を集めても差別化できない。
昨今、インターネット検索や、生成AIなどの技術の発展により、情報を持っていることが差別化の要因になりにくくなってきています。
もはや、情報は集めれば集めるほどいいというのは誤解であると述べられています。
いわゆる「もっと情報を」が失敗の原因になるのだそうです。
たとえば、マーケット情報や競合他社の動向などを調べ尽くし、その結果として出てきた戦略や企画は大抵の場合、「too late」であることが多い。
情報収集にかける時間は必要最低限にして、本当に大事な「考える」時間を増やすべき。
具体的には、発想を「アウトプット→インプット」に逆転させるということ。
そのためには、「脳にレ点をつける」のが有効なのだそうです。
思い切って、アイデアのもとになる情報は「レ点をつけて放置する」ことを勧められています。
こうすることで本当に必要な情報が入ってくるのだとか。
自分の仕事の本質を見つめ直す意義。
アウトプットとは「仕事の目的」であり、さらに言えば「あなたの本当の仕事は何か」ということにもなる。
優れたリーダーは「3割の情報で意思決定する」のだそうです。
つまり、限られた情報で意思決定をするリーダーシップが求めらているとも捉えられそうです。
「なんとなくおかしい」第六感は意外とあたる。
危険なのは、気づかないうちに「自分にとって都合のよい情報ばかりを集めてしまう」という危険性があること。
人とどのように差別化をするか。
今の時代、誰もがデジタルをつかうからこそ、あえてアナログを使ってみる。
差別化の近道は、人のやっていないことをすること。
それが今の時代においては「アナログ」だと述べられています。
素人が一番勝ちやすいのは「情報を足で稼ぐ」こと。
プロフェッショナルは常に自分の「期待役割」を意識する。
人と差別化するために「なりたいのはどうゆう自分か」から逆算する。
つまり、「自分はどこで勝負すべきか」を見直していくことが大切。
人間たまには寄り道をしないと、ものの見方や知識が偏ったり、貧相になってしまう。問題意識があれば、ムダな時間は皆無となる。