「働く人のための最強の休息法」
みなさん、休めていますか?
12月は特に忙しい方も多いのではないでしょうか。
今回は、ハーバード大卒のMBAで医師の猪俣さんの書籍「働く人のための最強の休息法」を読みました。
本書では、睡眠、食事、運動などで戦略的に休む方法、すなわち「戦略的休息」をとる技術を紹介しています。
私も仕事から帰ってきて何故だか分かりませんが、とてつもなく疲れている日があります。少しでもカラダが楽になればと思い、読んでみました。
個人差はない?適切な睡眠時間がある。
寝るという行為も本書によると戦略に基づく取り方があるのだそうです。
睡眠時間は長くても短くても駄目で、最近の研究によると「6時間半〜7時間半程度」が適切なのだとか。
仮眠も戦略的に取るのがベターであり、目を閉じるだけでもスッキリするメカニズムが脳に備わっているのだそうです。
昼休みに少し取る仮眠は「パワーナップ」と呼ばれています。
これは実際に私も15分位の仮眠をとってみましたが、確かに頭がスッキリして午後の仕事の効率が上がったような気がします。
仮眠って、なんとなく周りの人たちが起きていると眠りづらい雰囲気があるのですが、決して悪いことをしている訳ではないので全然アリだと考えます。
湯船にはちゃんと浸かるべきなのか?
私は朝シャワー派なので、湯船にはほとんどつかりません。
いちいち湯船を溜めるのも面倒に思ってしまうというのが大きいですが。
でも、本書によると残念ながらシャワーだけでは疲労回復は望めないのだとか。
その理由は3点あるのだそうです。
①血管が拡張することで疲労が回復。
②筋肉が弛緩し、体の負担が減る。
③溜まっていた下半身の血流が循環し、不純物が濾過する。
なるほど、言われてみれば納得ですね。
スマホによる眼精疲労の改善方法があった。
「スマホ老眼」という言葉が流行っているそうです。
スマホの位置に視点を合わせ続けることで、調整力が落ちて老眼のようになってしまう症状なのだそうです。怖いですね。
目を意識的に休憩させることが大事であり、ディスプレイから目を離す時間をしっかり作ることがポイント。
猪俣さんが戦略的な休息を進める理由の1つに下記の点があるそうです。
人間が最大に集中していられる時間は20分程度ということが科学的に証明されている。
仕事や勉強はただがむしゃらに頑張るより、集中力の持続時間から逆算し戦略的に休憩を取り入れた方が最大の効果が得られます。
どうしても、日本人は頑張り続けることが美徳のような考えが未だに残っていて、がむしゃらに頑張ることが求められる職場も多いと感じています。
言葉では言われなくても、そうゆう雰囲気になっていることも多いですよね。
戦略的な休息で生産性を上げ成果物がしっかり出せればOKという風に変えていかなければならないですよね。
総じて疲労回復に役立つ内容が多く書かれた本だと思います。