VISION DEIVEN 直感と論理をつなぐ思考法
今、会社に「ビジョンが無い」と嘆いている方は多いのではないでしょうか。
今回は、佐宗邦威さんの書籍「VISION DEIVEN」を読みました。
本書によれば、「VISION」すなわち「妄想」を手なずけることで、圧倒的インパクトを生むことに繋がるのだとか。
いわゆる「論理」には頼らない手法なのだそうです。
どのような内容なのでしょうか?
結局、何がやりたいのか?
人生で成し遂げたいことは何か?
これは、一見、根拠のなさそうな直感を現実に重ね合わせられる人・企業が、マーケットに強烈なインパクトを与えているのだと言います。
人も組織も「これがやりたい!」があると強いのだそうです。
結局、「何がやりたいのか?」
この質問に答えられるようになるまで、やりたいことを考える。
この視点が大事なのですね。
すべては「余白のデザイン」次第。
それでは、VISIONを作るための「やりたいこと」はどのように見つければ良いのか。
具体的には下記2点だと述べられています。
①いますぐ一冊のノートを買うこと(A6・無地モレスキンがおすすめ)
②いますぐカレンダーに、毎朝15分、ノートを書くためだけの予定を入れること
つまり、余白の時間から、思考する時間をつくり行動すること。
この点が大切なのですね。
デザイン思考の3つのシンプルな本質
そして、VISIONを具体化する上で、もう1つ大切な考え方。
それが「デザイン思考」
3つの方法があるのだそうです。
①手を動かして考える プロトタイピング
②五感を活用して統合する 両脳思考
③生活者の課題をみんなで解決する 人間中心共創
このテクニックを実践すれば、デザインがまとまるのだと言います。
最も大事なのは、手を動かして考えるということに尽きるでしょう。
考えを言語化して、ビジュアル化できるか?
この点が物事を語り、伝える上ではとても大事なんですね。
表現をシンプルにする方法。それは、一瞬で伝わる「絵」を用意する。「人を動かす表現」には「ストーリー」がある。夢を語れば、無形資産が集まる。無形資産が集まれば、有形資産が動く。
学びの多い一冊でした!