読みたいことを、書けばいい。
何か文章を書かなければならない。
でも、一体何を書けば良いのか。
言うのは簡単だけど、簡単ではありません。
今回は、田中泰延さんの書籍「読みたいことを、書けばいい。」を読みました。
帯には、「人生が変わるシンプルな文章術」とのコピーライト。
自分が読みたいことを書けば、自分が楽しい。
一番大切なのは「自分が読みたいこと」を書くということ。
自分が読みたいと思えて、おもしろくなければ、他人もおもしろくないのだと言います。
読み手など想定して書く必要はない。その文章を最初に読むのは、間違い無く自分。
自分で読んで面白くなければ、書くこと自体が無駄になるのだとか。
読まれる文章は「随筆」
ネットで読まれている文章の9割は「随筆」であるそうです。
随筆とは何か?
随筆とは「事象と心象が交わるところに生まれる文章」のことを指すとのこと。
これは、単に事象だけでなく、自分の心象を言葉に添えることが重要であると述べられています。
そして、この定義をしっかり持てば、自分がいま、何を書いているか忘れることはないと言います。
すべての基礎にあるのは「言葉」。
読み手にとって大切なことは「文字が少ないこと」。
もし、広告メッセージを考えるのであれば、伝わる15文字で言える程度にすべき。
伝える情報は1つ。
特に、人が気にしていることを言うと効率がよいのだとか。
すぐれた広告は、発明よりも、発見であると。
広告は、投資ではなく、投機である。広告は博打に近い。
いままでの人生で触れた「事象」がある。それによって生じた「心象」があなたの現在の立ち位置を決めている感動が中心になければ、書く意味がない。思考の過程に相手が共感してくれるかどうか。
Thinking Point
自分が面白いと思うこと、読みたいと思うことだけを書きつづけよう!