ゆるいつながり
今は、つながりの時代だと良く言われます。
でも、友達の数が多ければよいのでしょうか?
例えば、フェイスブックで友達の数を競い合う。
よくある光景です。
これって意味があるのか。
本書によると、「見せかけだけの人脈はもういらない!」との言葉。
これからの時代、本当に必要となるのは「ゆるいつながり」なのだそうです。
今回は、本田直之さんの書籍「ゆるいつながり」を読んでみました。
ゆるいつながり方とは?
ゆるいつながり方には4つあるそうです。それは、
①人間関係が希薄なようで、濃密
②人と知り合うためのハードルが低い
③知り合える人の幅が広く、多様
④出る杭は伸ばされる
この4つ。
私が特に共感を持ったのは③です。
今の時代のキーワードは間違いなく「多様性」。
多様性こそが新しい価値を生み出す源泉になると考えています。
そして、それは一定の「ゆるさ」があるからこそ成り立つものと言えるかもしれません。
多様性のある人との繋がりは、生き方の選択肢を増やすと述べられています。
つながりの変化。
つながり方が変化してきている時代なのだそうです。
変化が早すぎて気がついたら変わってしまっているということかもしれません。
本書によれば、「つながりの変化への理解と適応」がないことには、成功はあり得ないと述べられています。
変化に気づき、そして理解することができるか。
このことを意識するだけで先んじて物事を推し進めることができるのでしょうね。
発信する力。
今は、変化が早すぎて組織に属しているだけでは安心できない時代です。
もしかしたら、皆さんの勤めている企業が10年後には最新テクノロジーによって無くなっている可能性だってあるのです。
本書によれば、よいつながりをつくるために、「自分の価値を高め共感を呼ぶような発信をすること」が大事だと述べられています。
キーワードは「共感」。
共感できる情報発信が、新たなつながりをつくる起点になるということですね。
情報配信に関して、印象的に述べられていました。
オリジナリティのある個人のほうが、読者層のターゲットの広い大手雑誌よりも、自分の得意分野に関しては格段に詳しい情報を発信しているのです。
自分の得意分野をどれだけ持つか。
あらゆるものがコモディティ化していくデジタルの世界で、自分の価値を高めて「ゆるいつながり」をいかに作れるか。
これからの未来を生きていくために必要なことなのかもしれませんね。