0秒で動け
「時間がない」
とにかく早く仕事を片付けていくには、どうしたらよいのでしょうか。
伊藤洋一さんの書籍「0秒で動け」を読みました。
帯には、『考える前に「結論」は出ている』との言葉。
「0秒で動く」ことで、自分も他人も瞬時に動かせるのだと言います。
具体的には、直感 + 行動 = 迷いがなくなる のだそうです。
それでは、他人を動かすにはどうしたらよいのか。
それは、行動力だと述べられています。
行動力があってみんながついていきたくなる人
行動力があって、ついて行きたくなる人の共通点は何か。
それは、次のようなアクションが取れることだ述べられています。
①右脳で一瞬でポジションを取る
②結論に紐づけているデータと事実を用いて一瞬で仮説を述べる
③腹落ちしてすぐ動ける
④みんなも納得してすぐ動ける
⑤失敗したら軌道修正
すぐ動くためには「思考のスキル」がいる。
すぐ「行動」するためには、次の3つのステップが必要だと述べられています。
①自分なりの結論をすぐ着想し、
②仮説を組み立て、
③自信を持って踏み出す
すなわち、仮でもいいので、「これは、こうゆう方向がいいのではないでしょうか?」という仮説を出す。
要は「頭出しの結論」を出すようなイメージ。
結局、「ポジションをとれない」=「その場に不要な人」というレッテルを貼られてしまいます。
ポジションを取るためには、データを漫然と眺めるのではなく、「データから言えそうな未来のこと」を考えて、メッセージにしていくこと。
その起点になるのは、直感。
直感を大事にすること。
正しい、間違っているではなく、仮説を立てる、結論を出す、意見を言う、ということを、まずしてみることのが大事なのだと述べられています。
なぜなら、情報は一定程度集めたら、あとはいくら集めても同じだからだそうです。
直感で仮説を作って議論に落とし込むのには、大切な4つのステップがあると述べられています。
①「想い」が伝わるよう、ストーリーを話す
②ロジックが理解されるよう、「結論と根拠のピラミッド」を話す
③対立点と共通項を見つける
④クロージングする
最後に本書で、述べられて最も参考になった内容を紹介させていただきます。
過去(経験)、現在(価値観、軸)、未来(志)を常に意識し、自分の想いを鍛えていきましょう。
これが意識せずできるようになれば、まさに「0秒」で動けるようになるのでしょうね。
Thinking Point