こうして知財は炎上する

こうして知財は炎上する

知財に関する書籍を読みました。

著者は稲穂健市さん。

日本の弁理士、米国公認会計士の資格を保有され科学ジャーナリストとして活躍されている方のようです。

帯には「一流企業はなぜ、権利にこだわるのか」との文言が。

いかにも、炎上しそうなタイトルですが、知財に関して強くなるためのヒントが得られると思い読んでみました。

アンブッシュ・マーケティングや知財を使った節税のスキームなどが幅広く紹介されていました。

アンブッシュ・マーケティングとは、五輪に限らず、サッカーのワールドカップなど、大型イベントに便乗して公式スポンサーがでない企業などが自己の商品の宣伝や販売をしたりする「便乗商法」のことを言うのだそうです。

このような行為を行うと「炎上」につながるのだそうです。

そして、将来的には「データ」の法的保護が知財という点でも大事になってくるのだと述べられています。

今後、IoT、ビッグデータ、AIを活用した新たなビジネスが増えるであることを考えると、こうした「価値あるデータ」の法的保護は急務であるといえよう。

データが爆発的に価値を生み出す時代。

私たちにできることが何なのかを考えるよいきっかけになりそうです。

Thinking Point

知財の最新トレンドを押さえること。データをいかに保護するかが重要!