「公害防止管理者試験 水質第一種」の勉強方法を公開します。

公害防止管理者試験 水質第一種

今回は、公害防止管理者試験 水質第一種関係の資格を取り上げたいと思います。

私は運よく一発合格することができました。

一発合格するための勉強法のコツや、資格の活かし方などを紹介します。

どんな資格なの?

公害防止管理者とは何か?

公害防止管理者制度は生産計画を立て、公害防止対策を講じる管理者の国家資格です。
一定規模以上の生産設備を持つ工場には、有資格者の配置及び届出が義務付けられています。

生産設備のうち「水質関係有害物質排出施設」についての資格となります。
排出水量の違い等により第1〜4種までの区分があります。

この国家試験の開催主体は一般社団法人産業環境管理協会です。

http://www.jemai.or.jp/polconman/index.html

試験は毎年1回で、毎年の10月第1日曜日と決まっているようです。

取得するには
①公害防止管理者国家試験によるもの
②一定の資格を持つ者を対象とした認定講習によるもの
の2パターンがあります。

ここでは国家試験による取得方法を書きます。

難易度は?

平成29年度の協会が発表しているデータによると、公害防止管理者13種類の全区分での申込者数は27,797名、合格者6,024名になります。

合格率は24.8%で簡単な試験ではないです。しっかり勉強して臨む必要がありそうです。

勉強方法は?

私は試験の半年前くらいから勉強を開始しました。

教科書を読んで知識を入れるのではなく、いきなり問題集から解くようにしました。

何が問われるか?」という試験の傾向を捉えることがとても大事だからです。

これは他の国家試験でも同じだと思います。

ひたすら問題を解くということを繰り返していました。

その上で、わからないところや重要そうだと感じたところを教科書テキストにマーカーを入れていました。

工夫したのは複数の色を使うとゴチャゴチャして見にくくなってしまうので、私は青いマーカーだけを使うようにしました。

重要なポイントを覚えやすくするための補足事項はテキストに直接書き込むようにしました。

家の中、通勤時間などのスキマ時間を上手く使って何度も繰り返して定着させることがポイントです。

使用したテキスト

公害防止管理者試験のバイブルとも言われている書籍がコチラです。

この教科書テキストは辞書的に使用しました。

網羅性が素晴らしく、本書の内容が頭に入って入れば試験はパスできます。

少し値段は高めですが、実務でも活躍する書籍だと思いますので持っておいて損はないはずです。

ただし重くて基本持ち運べないので、あくまで辞書代わりで問題を解いたときに周辺知識を抑えるのに使いました。(無理すれば持ち運べますが、肩に負担がかかりそうなのでやめたほうがよいでしょう・・・)

問題集はオーム社の「公害防止管理者試験 よく出る 水質問題」を使いました。
ポイントがうまくまとまっており、良いテキストです。

・・・しかしながら、どうやら本書はすでに絶版になっています。

なので、今であれば同じオーム社の下記問題集が良いでしょう。

あとは過去問をしっかり解いておくべきです。

協会のホームページには問題と解答が平成24年〜29年までの6年間分掲載されています。

しかし、本解答には解説が載っていないため、解くプロセスが書かれていません。

よって、協会が出している過去問集は購入して解いておけば万全です。

問題集と過去問を何度も繰り返せば合格できると思います。

私は3回解きました。それくらい解けば、知識が定着するようになると思います。

もう1点、工夫したのはノートをつくったことです。

特に計算問題は公式を覚えていないとまったく太刀打ちできません。

具体的には、無印で買ったノートに重要事項を書き込みました。

問題は黒(シャーペンを使いました)、答えは赤、公式は赤枠で囲んで覚える。
赤いシートで覆えば、自作問題集の完成です。

こんな感じです。これは溶存酸素の問題です。

科目別の攻略ポイントは以下の通りです。

公害総論

環境基本法、公害防止管理者制度など幅広く出題されます。
一番対策がしづらい科目です。

過去問は全て解いておくと良いと思います。今であれば平成24年〜29年の過去問が解けます。

環境省が出している環境白書にも目を通しておけば万全でしょう。

水質概論

ベースは水質汚濁防止法の骨子を理解しておくことです。

規制される有害物質が何なのか?はしっかり押さえておきましょう。

BOD、CODなどの指標も頻出です。言葉と定義とセットで理解しましょう。

汚水処理特論

具体的な排水処理に関する知識を問う科目です。

凝集沈殿に使われる凝集剤の話、活性炭、濾過などの技術を網羅的に押さえておきましょう。

活性汚泥処理した際のBOD処理負荷計算はよく出ると思います。慣れておきましょう。

水質有害物質特論

重金属排水全般が出題されます。

水銀、ヒ素をはじめ有害物質固有の処理方法がすぐに思い浮かぶようにしておきましょう。

分析方法については横文字で整理しづらいですが、うまく表にしてまとめておくと良いでしょう。

私はワードで表を作成してそれを縮小コピーしてノートに貼り付けていました。

大規模水質特論

出題傾向が把握しづらいので過去問をすべて解いておきましょう。

具体的工場の事例などは今までの知識を応用して解くような形になると思います。

試験会場の雰囲気は?

教室の中というよりは、大学のベンチで熱心に勉強されている方が多かったです。

適当にやって突破できる試験ではないからでしょうか。

私もその熱意に影響を受けて、試験時間直前までテキストを読み込んでいました。

問題を解くのではなく、この日だけは「公害防止の技術と法規」を試験会場に持ち込みました。

その上で、青マーカーした部分を何度もざっと目を通して覚えるようにしました。

合格後、どう役立っているのか。

これはみなさんが置かれている職場次第だと言えます。

私の職場は、実際に排水処理設備を持っており、まさに本資格で得た知識が活きました。

例えば、フィルタープレス。普通の仕事をしていてもなかなかこのような話にはならないと思います。

フィルタープレスの構造の話なんかができると技術畑のスタッフとの距離も一気に縮みます。

水濁法の規制物質であるN、ほう素、BOD、CODの話も頻出でよく耳にしていました。

これらの会話についていくのに本資格の知識は大いに役立ちました。

水処理に関する仕事に就きたい方にはおススメできる資格です。

ちなみに、合格するとこんな合格証書が送られてきます。

Thinking Point

水質に関する技術が体系的に学べる国家資格!水処理に関する知識を身につけて仕事をしたい方にはぜひ学んでもらいたい!

シェアボタンはこちら