知的生産術
これからの時代はどのようになるのか?
これからの時代は「自分の頭」で考えられる人の時代だと述べられています。
出口治明さんの書籍「知的生産術」を読みました。
自分の頭で物事を考え、成果を残すためにはどのようなことをすれば良いのでしょうか?
知的生産性を高める5つの方法
知的生産性を高めるには5つの方法があると述べられています。
それは、
①無限大ではなく、「無限代」を考える
②「なぜ?」を3回繰り返す
③「枠」や「制約」の中で考える
④「数字、ファクト、ロジック」で考える
⑤考えてもしかたがないことは考えない
この中で、私が個人的に一番大事だと感じたのが、④の話。
ファクトを押さえておくことはとても大事だと思います。
なぜなら、人の思考には必ずバイアスがかかるためです。
ファクトベースで物事を語れば、正しいアウトプットに繋がると考えるからです。
生産性を上げるとは、結局なんなのか?
生産性を上げるとは、
「同じ仕事をより短い時間でこなし、たくさんの量をこなし、質を高めること」
と定義されています。
そして、自分の頭を良くして、生産性を上げるためには3つのアプローチがあると述べられています。
それは、
①たくさんの「人」と出会い、
②たくさん「本」を読み、
③たくさん「旅」をして(現場に出て)経験を重ねること
つまり、新しいインプットを生み出すためには、「人・本・旅」によるインプットが不可欠であると。
そして、既存知の組み合わせがイノベーションを起こすのだと言います。
知的生産性を上げるためには「社会常識を疑い、すべての物事を根底から考え抜く」ことが必要。
最後に本書で最も良いと感じたフレーズをご紹介いたします。
豊富な知識を自分の頭の中でさまざまに組み合わせ、それを外に向けて発信する力 (アウトプットする力)がこれからは何よりも求められるのではないでしょうか。
インプット以上に大事なのは、自分なりのアウトプット。
まさにその通りでしょう。