世界トップエリートのコミュ力の基本
あなたの周りにもコミュニケーション能力が抜群の人、いらっしゃるんじゃないでしょうか。
そして、コミュニケーション能力が高い人は、仕事でも上手くいっている人が多いかと思います。
本日はムーギーキムさんの書籍「世界トップエリートのコミュ力の基本」という書籍を読みました。
帯には「成果が一気に変わる究極のアウトプット術」というコピーが。
一体、どのような内容なのでしょうか。
伝わる文章を書く。
まずは、文章。
文章は他のコミュニケーション手段に比べて、「端的に要旨を伝えられる利点があるので、それを最大限に活かす」ことがポイントだと言います。
読まれる文章には、7つのルールがあると言います。
それは、
1.起承転結よりも、最初と最後が重要
2.骨付きカルビのバランスで
3.徹底的な削減から生まれる
4.熟成文章
5.需要が高いのは、時事性、自分ごと、共感
6.一次情報であるか
7.書くことのモチベーションを自家発電
文章を書くときは、自分ならではのユニークな体験や感動を盛り込むことがコツなのだそうです。
なぜなら、文章の価値には説得力の有無が重要で、それは独自の一次情報に基づいていることが不可欠であるからだと述べられています。
伝わるプレゼンの技法。
では、いわゆるプレゼンで使えるテクニックにはどのようなものがあるのでしょうか。
本書では、プレゼンの絶対ルールを7つ紹介しています。
1.型式よりも、どうしても伝えたいことが重要
2.相手の自分ごとに、伝えたいメッセージを結びつける
3.第一人者としての信頼感を高める、謙虚な自信を示そう
4.プレゼンの99%は無意味
5.資料を全力で用意して、全然使わない心がけ
6.身近な話のつかみを、必ず本論につなげる
7.聴衆の機会費用を考え、プレゼンの価値を高める
一番大事なのは、1の「どうしても伝えたいことは何か?」という点でしょう。
そして、プレゼンの価値を高めるべく、プレゼンの目的と要約を端的に伝え、双方向とライブ感を重視することでより相手に伝えることができるのだと言います。
会話の絶対ルール。
日常会話って、型が作りにくい分、最も高度であるように思います。
会話にも以下のようなポイントがあると述べられています。
1.全力前のめりで聞くが、ダメなら早期で切り上げる
2.話す内容以上に、話し方に注意する
3.凍りつく沈黙の気まずさは、先制攻撃、太陽政策、禅戦略で解凍しよう
4.特別な関心と敬意を、会話の参加者全員に払う
5.最強の賞賛力、相手の自己肯定感を高める
6.叱り方、断り方、謝り方でも、敬意がすべて
7.信頼を失う会話の3大パターンに要注意
これは、具体的には、安易にお願いごとをする、人の悪口中心、すべての秘密をまき散らすといった内容になります。
一流の会話の基本は、最後に「また会いたい」と思ってもらえることだと述べられています。
発信力の「信」は、信用の「信」「発信するのが楽しみで仕方がない」となるまで、準備することが大切。
最も重要な点を3点挙げるとすれば、
「どうしても伝えたいことを考える、相手を傷つけずに共感する、自分自身の思い込みを再検討する」
Thinking Point
コミュニケーション力は一生使えるスキルです。
本書から得られる活用のヒントは多いです。