営業はいらない
今日は、三戸政和さんの書籍「営業はいらない」を読みました。
帯には「最も大事で最も必要ないもの、それが営業ということだ。」という言葉。
堀江貴文さんの推薦文のようです。
営業マンが消えている。
20年で100万人の営業マンが消えている。
これは、労働力調査年表のデータなのだそうです。
言われてみると、色々なところで人の営業を介さないビジネスが生まれてきています。
例えば、
①Amazon
②MRの代替サービス(エムスリー社)
③フィンテックに代表されるセールステック
いわゆるセールステックはMA、SFA、CRM。
これらは、営業の各プロセスにおいて、人の関わりを極力排除し、自動化するものである。
戦略があれば、営業マンは不要になる。
優れた戦略さえあれば、スーパー営業マンなどいらない。
例えば、テスラ社の戦略が良い事例。
テスラ社はディーラーを持たない。
すなわち、売り込まなくても売れるということ。
テスラが他の追随を許さない確固たるポジションを築いているのは、
①永遠に進化し続けるソフトウェア
②他の追随を許さないビッグデータの蓄積
そして、それは営業マンだけでなく、広告すら不要であるという事実。
セールスフォースはクラウドサービスを展開して、営業を自動化している。
MA マーケティング業務の一部を自動化するツール
SFA 営業活動の一部を自動化するツール
CRM カスタマーサポートやアフターサポートの一部を自動化するツール
これらは、SaaSでクラウド上で提供されるソフトウェアである。
勝つための戦略の1つが、ブルーポンド戦略
①規模の小さい市場で勝負する
②身近な範囲で高い顧客ロイヤリティを生み出す
ブルーオーシャンでもない、小さな池で勝負することで価値を提供する。
このような戦略が有効な時代になってきているのだと言います。