反応しない練習
草薙龍瞬さんの書籍「反応しない練習」を読みました。
帯には「ブッダは実は、「超クール」」という言葉。
対人関係にお悩みの方にお勧めの一冊でした。
心の状態を見る。
反応する前に「まず、理解する」こと。
具体的には、自分の心を客観的に見て、理解するということ。
承認欲という、それまでの「心の乾きの正体」がわかるだけで、その不満状態から抜けてしまうのです
心の状態を見る習慣を持つ。
具体的には、
①ココロの状態を言葉で確認する
②カラダの感覚を意識する
③アタマの中を分類する
ムダに判断しない。
人は三つの執着によって苦しむのだと言います。
①求めるものを得たい
②手にしたものがいつまでも続くようにしたい
③苦痛となっている物事をなくしたい
こうならないためには、ムダな判断をやめること。
そのためにやれることは、
自分を否定せず、感情を上げ下げせず、相手のことを判断しないこと。
比較するのは非合理的な考え方。
較べない。
自分のモノゴトに集中すること。
これが大事だと言います。
「自分のモノゴトに集中する」
これこそが、禅の智慧。
禅に取り組むためには、
①目を閉じる
②ムダの反応をリセットする
③目を開いて、目の前の作業に一心に取り組む
人生の足を引っ張る要注意リスト。
人生の足を引っ張る「要注意リスト」というのがあって、5つあるそうです。
①快楽に流される心
②怒り
③やる気の出ない心
④そわそわ落ち着かない心
⑤疑い
ここを理解しておくだけで、無駄な反応をせずに済むのでしょう。
目指すゴールは「最高の納得」。心によりどころを持つこと。正しい方向性を見すえること。生きていく上で何よりも大切なのは、こうした道、生き方を確立すること。この道を歩んでいけばいい。きっと納得にたどり着ける。
ストレスを感じているすべての方におススメの一冊です。