生き方の知見
これからの時代、どのような生き方をするのが正しいのか。
そんな悩みを持つビジネスパーソンは多いのではないでしょうか。
今回は、勝間和代さんの書籍「生き方の知見」を読みました。
副題はお金と幸せを同時に手に入れる55の方法。
帯は「年を重ねれば重ねるほど、自由で幸せになれる!」との言葉。
一体、どのような内容なのでしょうか。
時代の波に乗るカギは、若年層と複雑系。
まず、押さえるべきは「若年層」と「複雑系」なのだと言います。
「若年層」の人たちの考え方や、感覚をしっかり押さえておくこと。
私たちが年を取るにつれて時代に取り残されやすくなるのは、過去のしがらみを払拭できないことが原因だと述べられています。
「複雑系」とは、相互に作用する様々な要因や部分が合わさって、全体としてなんらかの変化を見せることを意味。
「いつもの自分の行動半径以外のところを探求する」という姿勢が大切なのだと言います。
要は、現状維持しないという姿勢。
私たちには常に現状維持バイアスという、変化を避けて現状維持を望む心理作用が働いている。
過度にリスクを取らないというリスクが全体のリスクを高めるのだと言います。
リスクの本質。
リスクの本質は、「不確実な可能性への投資」だと述べられています。
正しいリスクテイクこそが自分の未来を拡大するとのこと。
リスクマネジメントには、3つのポイントがあって、
1.リスクの総量を自分が管理できる範囲内に抑えること
2.失敗に備えて保険をかけておくこと
3.失敗を学習の機会として捉え、同じ種類のリスクを取る時により賢くなること
時間割引率という考え方。
時間割引率という考え方があります。
これは、将来のよりよいことのために今の欲望をいかに我慢するかという指標のこと。
目の前の選択を将来の投資と考えて、その投資が将来花開いて大きなリターンになることをいつも期待して行動するイメージ。
カギは意思に頼らないこと。
つまり、環境を変える。どうゆう環境であれば、時間割引率が下がるか という整備が重要。
ある程度の精神的余裕や肉体的余裕がなければ幸せを感じにくい。今の自分にとって大事でなくて、やらなくてもいいこと、やらなくても困らないことを排除すること。