10秒で人の心をつかむ話し方
話し方ってとっても大事ですよね。それだけで相手に与える印象がガラリと変わります。
コミュニケーションの基本だからこそしっかり押さえておきたい。そう考える方は、多いのではないでしょうか?
今回は、演劇集団の「キャラメルボックス」の創作総指揮を務めている加藤昌史さんの書籍「10秒で人の心をつかむ話し方」を読みました。
キャラメルボックスは、1985年に早稲田大学の学生演劇サークル出身の方々が作った劇団のようです。
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劇団の中で4,000回も舞台でプレゼンをされてきた加藤さんが「伝える力」の極意を伝える本書。とても参考になりそうです。
表情で9割決まる。まず笑顔!
人の前に出る時の鉄則がコレ。当たり前と言えば当たり前ですが、具合の悪い時や緊張している時でも笑顔を作っておくのがプロフェッショナル。
なぜなら、それが相手に伝わってしまえば「仕方ないよね」を甘えになるのだからだそうです。これってすごいことですよね。
表情筋を鍛えることで、素敵な笑顔が出せるのだとか。
最初の10秒は下を決して向かないこと
聞き手は最初の10秒で話し手のことを判断するのだそうです。
最初が肝心ということもありますが途中メモを見たり、最初からうつむいたりすると、聞き手から見ると「つまらなそう」といったマイナスなイメージを持たれてしまうからだそうです。
いい姿勢でしっかりした声で話すためにも、下を向かないように意識を向けていくことが大事なんですね。
聞き手に背中を向けない方が良い
聞き手に背中を向けてしまうと、聞き手の情報がとれなくなるうえ、聞き手を拒絶することにもつながるからだそうです。
ホワイトボードにポイントを書く際も聞き手を向いたまま殴り書きをすることで相手を見ながら一体感を持って話を進めることができるのだそうです。
冒頭で加藤さんがすごく印象に残ることをおっしゃっていました。
緊張をまわりに気づかれることもなく、短時間で言いたいことを言い、時には笑いを取ることも。それは「一声二顔三姿」を意識しているからだと思います。
舞台関係者が大事にしていることばなのだそうですが、人前で喋る機会がある人は絶対に覚えておいた方が良い言葉なのでしょうね。
この3つを意識しておくことで、人の心をつかみやすくするのですね。
プレゼンテーション技術に悩んでいる方には、とても参考になると思いますよ。