これからを稼ごう
「お金を稼ぐ」ことって、私たちが生活する上でなくてはならないことですよね。
今は、ものすごいスピードで時代が変わってきています。
新しいテクノロジーが次から次に生まれ、それに伴い新しいサービスが生まれています。
そして、「お金の稼ぎ方」も変わってきています。
今回は堀江貴文さんの書籍「これからを稼ごう」を読みました。
副題は、仮想通貨とお金の話。
仮想通貨の誕生で、私たちの生活はどう変わっていくのか、そしてお金の「価値」って一体なんなのでしょう。
仮想通貨の登場は、現金を使うことに慣れてきた私たちにとって、モノの見方が根本的変わる仕組みとなりそうです。
本書の帯には「お金は変わる。そしてなくなる。」との文言が。一体、どのような変化が訪れるのでしょうか。
お金とは?
まず、お金とは一体なんなのか?
本書によれば、「お金というのは、人の共同幻想の産物」であると説かれています。
私たちが日常で使用している紙幣に価値があると思い込んでいる人が大半だが、自体に価値があるのではなく、本質は「信用」であるに過ぎない。
決して、紙幣イコール価値ではないということ。
そしてお金自体はテクノロジーによってなくなってしまうと説明されています。
テクノロジーは常に優越する。
テクノロジーによって、「お金がなくなる」とはどうゆうことなのでしょうか。
本書によれば、テクノロジーの持つ力で国家の通貨発行権ぐらいは将来なくなるだろうということを予測されています。
ただし、急激な変化ではなく、これは、徐々に、そして静かに変わっていくのだそうです。
そして、国家レベルで発行する通貨のような中央集権型の社会システムは、もはや耐用年数が尽きかけているということを述べられています。
さらに、運営方法自体、無駄が多いということを指摘されています。テクノロジーがあれば、ほとんどは最適化できるということ。
確かに、AI、IoT、ロボティクスなどの新しいテクノロジーがどんどん生まれてきていますが、「生産性向上」という掛け声だけでうまくいっていない組織は多いように感じます。
銘柄思考を、持て。
本書では「銘柄思考」を持つ大切さも説かれています。
ここで言う銘柄とは自分自身のこと。「自分の銘柄に、どんな価値があるか?」を徹底的に考えることが大事だと言うことを述べられています。
マーケティグ、ブランディングをしっかり見すえ、自分の銘柄をいかに高く保てるか、常に工夫していくことが大事なのだとか。
最後に、本書の締めくくりに次のようなことが書かれていました。
まずは、仮想通貨と円の共立を目指したらいい。そうすることで日本社会は経済的な安定を高め、世界市場からの信用度も、上昇するはずだ。何度も繰り返している言葉を、ここであらためて載せておこう。「いつまで君は、円建てで、人生を考えているんだろう?」
堀江さんが本書で一番伝えたかったのは、この部分ではないかと感じました。
これからを稼ぎつづけるために、私たちはなにをすべきか?
そのことがわかる一冊です。