日本の論点2020~2021
2020年1月が終わりました。
時間の経過は、本当に早いものです。
今回は、大前研一さんの書籍「日本の論点2020〜21」を読みました。
帯には「アホな指導者の下でどう生き抜くか」とのフレーズ。
う〜ん、妙に納得された方も多いのではないでしょうか。
本書を読了してポイントだと感じたのは以下の点です。
・日本の再生を妨げているのは、過去の成功体験
・東京オリンピックで真に見るべきは、世界のトップレベル
・地方創生ができない構造的問題。それは、主体である「地方」に「自治権」というものがない事
・世界都市復活の鍵「ランドマーク」「職住近接」「食の街」
・国際的教育プログラムの要は「論理的思考力」と「語学力」
・議論を主導して答えにたどり着かせる能力や技術
すなわち、何のバイアスを持たずに事実や各種の事例をすべて俎上に載せて、必要条件と十分条件を洗い出して「答え」に迫る力のこと
「答えのない」時代を生き抜くために不可欠なスキルとは、自分で答えを考え信じて実行すること。それが正解にたどり着く唯一の方法なのだ。経営とは「答えのない世界」であり、「この方向だ」と方向性を示して組織を引っ張っていける人間しかリーダーになれない。人間にしかできないスキルを磨くしかない。組織において皆で意見を出し合いながら課題解決策を探り当てる際の統率力、リーダーシップ、構想力などは、AIには代替できない。
日本国内の物差しだけで物事を見ていると、うまくいきづらいということがよくわかります。
Thinking Point
過去の成功体験を捨て去り、考え抜くことでリーダーとして答えを導き出す仕事をせよ!
日本の論点 2020~21 /プレジデント社/大前研一
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