STARTUP
新しいビジネスをどのように考えていくべきか?
ビジネスパーソンのみなさまもこのようなお悩みを抱えられているのではないでしょうか。
今回は、堀新一郎さん、琴坂将広、井上大智さん共著の「STARTUP」を読みました。
スタートアップの代表の方に丁寧なインタビューを重ねて作られた本書は、まさに0→1で事業を考える上での真髄が書かれておりました。
アイディアの着想を考える上で、大切なポイント。
アイディアを考える上で、重要なポイントは3つあると言われています。
・心に響くか
・実現性が高いか
・ポテンシャルは大きいか
この3つを抑えたアイディアを考えるとより筋が良くなるということなのでしょうね。
新規事業で最も大切なこと。
新規事業で大切なのは「課題」の抽出であると言います。
ビジネスモデルや課題解決ももちろん重要ですが、一番重要なのは「課題」を見つけることであると。
すなわち、いかに課題を起点に考えられるか。
これが大事なんですね。
それでは、課題をどのように引き出すのか?
それは、顧客の「行動」を捉えるということなのだそうです。
顧客の「声」ではなく「行動」にヒントがある。
実は、構想段階のアイディアを利用するかどうかについて顧客の声を聞くことに意味はほとんどない。
実際にプロダクトやサービスを触ってもらえたか、使い続けてくれたか、という「行動」こそがなによりも重要であると述べられています。
顧客の声はアイディアを創出する際のきっかけとしては活躍するが、アイディアの検証には役に立たない。
チームビルディングの工夫。
チームメンバーとどのように向き合えば良いのか。
会議をどう設計するかがポイントであると。
メンバーの知識や経験はロングテールで、人の頭の中にはニッチなノウハウが集積しているはず。
心理的安全性をいかに双方向で確保するのかが重要であると言います。
みんな何かしら想いはあるので、それを発信してもらうことによって、組織の一体感や相互理解が生まれ、雰囲気はよくなります。
相手を理解するにはまず自分から心を開く、というプロセスが浸透するきっかけになる。
Thinking Point