勝間式超コントロール思考
勝間和代さんの最新著作「勝間式超コントロール思考」を読みました。
勝間さんといえば、「効率が10倍アップする新・知的生産術」などでベストセラーを連発された方です。
昔、私もかなり勝間さんの書籍には学ばせてもらいました。
本書に帯には「人生を最適化する究極の思考法」とは?との言葉。
どんな内容なのでしょうか?
コントロール思考は主体的に生きる考え方。
本書によれば、思考をコントロールすることは、受け身に生きるのではなく、自分が主役となって主体的に生きて、環境や周りに働きかけるということだと述べられています。
大切なのは、コントロールすべきは「自らと相手との関係性や距離感」であると。
自分の職場や家庭においても、例外なく「自分の人間関係を自分でデザインする」という発想が大切だと述べられています。
超コントロール思考の持ち主になるためにすべきこと
では、具体的にコントロール思考を持つためにはどうすれば良いのか?
本書では、そのために取り組むべきことを2点上げています。
その1「選択肢を広げる」
具体的には、なるべく選択肢を広く持って自分がよりコントロールしやすい選択を続けること。
選択肢を意識的に持つということがとても大切なんですね。
その2「知識を得る」
コントロールの基礎には、情報収集に対する貪欲さが存在しているのだと述べられています。
そのため情報収集するということ、すなわち知識を得るということが大事なんですね。
では、超コントロール思考となり、知識を得て、大人になっても常に学び続け、知性を伸ばしていくにはどのようにすればよいのか?
その最も簡単な方法の1つが「意識的に自分のコントロールの範囲を広げ、コントロール技術を学んでいくこと」だと述べられています。
数秒、数分にこだわって作業を減らす。
コントロールするためには、同じ成果を出すために、自分がやらなければいけないことを毎日数秒でも数分でもいいから少しずつ少なくして生産性を改善していくという思考が大切なのだそうです。
デイリーのルーティンワークは秒単位でも効率化することで豊かな生活を送ることができるのだと述べられています。
例えば、移動時間の生産性を上げるには、
①荷物を最小限にする
②できるだけ飛行機を避けて電車移動にする
③移動中にできることを増やす
といったことに取り組むのが良いのだそうです。
最後に、コントロール思考を持つために参考になったフレーズをご紹介しておきます。
利他性を備えている人は、あらゆる人間から仲良く付き合ってもらえるため、ひいては社会の中で生きていきやすくなる。
言われてみればその通りですが、自らコントロールしていくという点では非常に有効な考え方だと思います。
主体的に様々なことをコントロールすることで人生を豊かに楽しくすることができそうです。