Google流疲れない働き方
「疲れた。」
この言葉が口グセになったりしていませんか?
斯く言う私もその一人です。
少し涼しくなってきたせいか、なぜか疲れが取れないなぁと感じるようになりました。
どうやったら、疲れを残さず頑張ることができるのか。
今回は、ピョートル・フェリークス・グジバチさんの書籍「Google流疲れない働き方」を読みました。
Googleが取り組んでる「疲れない」働き方とは一体どんなものなのでしょうか?
4つのエネルギーをマネジメントする。
エネルギーをマネジメントすることの大切さを述べられています。
エネルギーには4つの種類があるのだそうです。
・体のエネルギー
・感情のエネルギー
・集中のエネルギー
・生きることの意義からくるエネルギー
この4つを意識して整えることが疲労をためず、最大のパフォーマンスを出す秘訣なのだとか。
では、自分のエネルギーをマネジメントするにはどうしたら良いのでしょうか。
グーグルでは、社員自身が生産性を高く維持できるよう、この4つの角度からの取り組みをされているのだそうです。
例えば、エネルギーを整えるために意図的に
「お風呂に入る」
「散歩をしてみる」
「今している仕事の意義を考える」
といったことに取り組むのだそうです。
「時間」から「集中力」をマネージする。
そして大事なののは、「時間のマネジメント」から、「集中力のマネジメント」へシフトすること。
もはや長時間労働が美徳だという時代ではありません。
集中力をつけ「フロー状態」になると、生産性が2倍になるのだそうです。
フローを説いたミハイ・チクセントミハイ博士によると「フロー状態」になることでの効用は4つ。
・創造性・課題解決能力は4倍になる
・新しいスキルの学習スピードが2倍速になる
・モチベーションを高める脳内物質が放出される
・痛みや疲労を感じなくなる
そして、このフロー状態になるためには要件があるのだそうです。
例えば、
「明確な目標を具体的に自覚する」
「どうしたら目標に向けてもっとうまくできるかを考える」
「タスクを少し手を伸ばせば届く程度に調節する」
「ハイリスク・ハイリターンな挑戦を設定する」
「全身を動かし五感をフル活用しながらタスクに取り組む機会をつくる」
といったことなどが挙げられています。
疲れる組織と疲れない組織の違い。
職場には「疲れる職場」と「疲れない職場」の2つがあるのだそうです。
「疲れる組織」の特徴は、
「忖度が多い」
「本音を言わない」
「リスクをとれるだけの信頼感がない」
「役割も期待されていることも曖昧」
「何かあったら誰かのせいにしようとする」といった点が挙げられるようです。
一方で、「疲れない組織」というのは、
「わからないことはわからないと素直に言える」
「本音が言える」
「リスクをとれる信頼感がある」
「役割と期待が明確」
「失敗を開示して、組織として次に繋げられる」
などの点が挙げられるのだそうです。
いかがでしょうか?
自分が所属している組織も、もしかしたら「疲れる組織」に該当しているかも?と思いましたか?
このようなことをマネージャーがしっかり意識した上で、改善していかないと組織で働いてる人たちのモチベーションを下げることにも繋がりません。
最後に本書で一番刺さった内容をご紹介して、本書の紹介を終えたいと思います。
いちばん大事なのは、自分のミッションをしっかり決めること。そのミッションが、多くの人にわかりやすく共感されると、次によい人脈、自分を手伝ってくれて自分を成長させてくれる人たちに出会うこともできます。まずは、自分のミッションを決めて、自由な働き方を求めてください。
働く上での軸を持つということにも繋がる話ですね。
もしかしたら、疲れない働きができる人はミッションをしっかり持った方が多いのかもしれませんね。
学べることが多く、疲れが取れないと感じる人にオススメの一冊です。