疑う力
堀江貴文さんの書籍「疑う力」を読みました。
副題には『「常識」の99%はウソである。』との言葉。
どのような内容なのでしょうか?
物事の「本質」を見抜けなければ、死ぬまで搾取される。
大切なのは、「本質」を見抜き、ファクトに行き着くためには、自分自身の頭をつかって「なぜ」「どうして」と思考を続けるよりほかはないのだと言います。
とにかく、思考をやめないこと。
考えることを諦めないこと。徹底的に考える癖を持つこと。
思考停止に陥らないこと。
人の才能を育てるのは何か?
子どもの才能を育てるのは学校教育ではなくパソコンやスマホだと述べられています。
インターネットを活用すれば、自分が求める情報はすぐに探せる時代。
そうであれば、パソコンやスマホは制限するのではなく徹底的に使わせて、いかにうまく使えるようになるのかがポイントなのではないかと思います。
得られた情報から、いかに自分の思考に繋げられるかが大切なんですね。
最強のメディア。
マンガは「時間密度」が最も高い最強メディアだと述べられています。
世界に目を向ければ、マンガ市場はレッド・オーシャンどころか真っ青なブルー・オーシャンであると。
今の、メディアは限られた可処分時間の奪い合いをしているのが現状。
それは確かに間違い無いと思います。
映像や音楽が受け身のメディアである一方、自分のペースで読み進めることができるマンガは「能動的」に情報を取りに行ける強力なメディア。
そして、失われた時代を過ごしてきた日本にとって、世界市場で展開できる唯一無二のキラーコンテンツであると述べられています。
マンガという唯一無二のキラーコンテンツを世界市場で展開できれば、未来があるのだと言います。
最後に本書で最も役に立った文章をご紹介いたします。
「常識」はいつだって、僕たちの自由な思考を縛ろうとする。この事実をスルーしてはいけない。鈍感になってはいけない。「それっておかしくね?」と、気づける人にしか、大きなチャンスはやってこない。
物事をすべて鵜呑みにしていては先は無いということですね。
なんでも忖度する世の中に風穴を開ける一冊です。