FREE,FLAT,FUN
世界的なコロナショックで、私たちの生活は大きく変わりました。
これからの時代を生き抜く上でどのような考えを持っておくべきなのか。
今回は、伊藤羊一さんの書籍「FREE,FLAT,FUN」を読みました。
帯には、『「自分を知り、自分を導く」ことから全ては始まる』との言葉。
どのような内容なのでしょうか。
自分を知り、自分を導く。
すべてのリーダーシップの原点は、「自分を知り、自分を導く」ことに尽きると述べられています。
そして、リーダーは自分を導いて生きるのと同時に、「他者を導く」存在でもあるのだと。
本書のタイトルにあるFREE,FLAT,FUN
これは、
FREE 常識から解放され、ひとりの人間として自由に生きる
FLAT 一人一人が、異なる意思を持つリスペクトされるべき存在
FUN 一人ひとりが意思を決めて生きられれば、楽しく幸せな社会になる
これこそが、これからの僕たちに必要なマインドなのだと説かれています。
行動せよ!
先の見えない時代は、とにかく素早く行動して振り返り、また行動すること。
これに尽きる。
いくら頭で考えていても、実際に行動しなければ成果は生まれないのだと述べられています。
そして、自らの行動を振り返り、自分に引き寄せて考えて、教訓となる気づきを得るのだと。
その気づきを次の行動に活かす。
考えることも大事。しかし、それには行動が伴わなければ全く意味がないということ。
これは、本当に大事なポイントなのではないかと考えます。
人は変われる。
人は、「想い」さえあれば、自分で決めて、宣言し、実行し、振り返ることを繰り返すうちにどんな人でも自分を変えることができる。
人は無意識のうちに変わることを妨げている。
人が変わるのになぜ時間と労力がかかるのか?
それは、変わろうと思っても、なかなか変われないのは、人間が習慣の生き物だから。
これは、多くの人間が持つ本質的な性質。
人は変わることを恐れます。
なるべく変わりたくないと思うし、実際にそう行動してしまう。
そんな自分と戦いながら、自分の意思を育み貫いていくためには当然、時間がかかるのだと述べられています。
その意味では、いまこの瞬間の人間の思考は、その人にとって「常に最適化されている」と言える。
合理的な思考や行動をした結果、いま現在の自分が今あるようになっているに過ぎない。
それを変えようとすると、それまでの自分にとって非合理な行動になるため、なかなか変われない。
自分を変えていくには、こうした「変化を妨げる本質的なメカニズム」を知っておくことも助けになるのだ述べられています。。
そして、それ知った上で、どう行動するかがとても大切になる。
自分を変えるためには。
では、どうやって自分を奮い立たせて、変えていくのか。
それは、習慣をもって、自分を変えていく。
毎日なんらかの行動やアウトプットをし続けること。
伊藤さんは、自分の思考を「言語化」することを意図的にやり続けたのだと述べられています。
真剣に「いま現在」のことに取り組み続けるうちに、次第に夢やビジョンが見えてくる。目標を設定してやる気を高めるのも大事ですが、必要なのは、日々行動を繰り返していくこと。
こんな時代だからこそ、自らに変革を起こす一冊。
久々に素晴らしい本を読みました。
今すぐに、行動に移します。