人生を変える勉強法
勉強の方法は人それぞれだとよく言われます。
でも、その人の人生を変えるような勉強法。
知りたくなりませんか?
今回は、高校を中退されたチンピラであった著者である西垣和紀さんがオックスフォード大学でMBAを取得するまでの勉強法が書かれた「人生を変える勉強法」を読みました。
『挫折・失敗から「知」を得て再起する』
その手法が書かれた本書。
一体どのような勉強法なのでしょうか。
学びの基本
学んだことで得られるスキルには2種類あると言います。
それが、ハードスキルとソフトスキル。
ハードスキル:体系化された学問
ソフトスキル:コミュニケーションやリーダーシップ
この両方のスキルを意識して身につけていくことが大事。
そして、何かを学ぶということは
①インプット
②アウトプット
③インプルーブメント
といったプロセスを繰り返すことにあると。
よく、インプットとアウトプットを繰り返すという話を聞きます。
だけども、そこには改善・改良を重ねるインプルーブメントというプロセスがとても大事なんですね。
継続する勉強の方法とは
そして、生涯において持続可能な継続した学習をするためには、次の3点が重要なのだそうです。
①学習の動機づけ
②学習の習慣化
③継続した学習
私自身、一番大事なのは「動機づけ」の部分かなと考えています。
なぜ、学びたいのかという基点がなければ勉強が続くわけありません。
英語の勉強法のコツ
英単語もまったくわからない状態からオックスフォードに入学するまで学び続けた筆者。
英語の勉強法にもコツがあるようです。
スピーキング
①思い出す英会話
②身近な師から学ぶ
リスニング
③ネイティブの英語は「塊で覚え、塊で聞く」
④意識して聞くための「要点集中」
例えば、動詞、代名詞、接続詞に集中して聞く。
リーディング
⑤読解は「全体像から詳細へ」
ライティング
⑥内容にフォーカスするための「テンプレート化」
インプット
⑦細切れのスキマ時間を積み重ねる
⑧「やらないこと」を決める
ありきたりと言われてしまえばそれまでかもしれません。
でも、「要点集中」の話は英語に限らずあらゆる勉強に応用できそうです。
最後の本書で最も参考になったフレーズをご紹介しておきます。
人生のなかでなんでもいいから夢中になれることを見つけてほしい。もし、自身の好きな夢中で打ち込んだことが仕事になれば、これ以上ない幸せな人生となるでしょう。