幸福の達人
現在、あなたは「幸せ」ですか?
急にこのように聞かれると、答えに窮する人も多いのではないでしょうか。
私自身、一昔前までは「自分はついていない、なんでこんな目に・・・なんて不幸なんだ・・・」
そんな風に自分の不幸を周りのせいにしてばかりいました。
しかし、思考を大きく変えることで「幸せ」だと感じることが増えました。
要は、自分の考え方次第だと思うんです。
今回は、Testosteroneさんの書籍「幸福の達人」を読みました。
本書は、エビデンスに基づいた科学的に自分を幸せにする行動をまとめた一冊。
本書を読んで、特に参考になったポイントをご紹介いたします。
・1日5分、呼吸に集中する
いわゆる瞑想ですね。
私も毎日続けていますが、自分の呼吸に集中すると、なんというか自分を客観的に見つめることができるようになるんですよね。
呼吸を通じて「今、自分が何を大切にして、何をすべきなのか?」といったことが見えてくるようになります。
私も、瞑想の良さを他の人から聞いた時は、怪しすぎてやる気がしませんでしたが、
・ネガティブな言葉を使わない
ネガティブ発言はあなたの幸福を削り取るのだそうです。
そもそもネガティブな言葉を一番最初に耳にするのは自分。
エビデンスとしても、ポジティブ感情とネガティブ感情の相対的な頻度が幸福度と相関していることが示唆されたのだそうです。
・何を始めるにもまず初めに整えるべきは意識
意識を変えることの重要性と説いています。
意識が全ての起点になるからなんですね。
具体的には、なんでもない「日常」の体験を味わうようなことが大切。
このように体験を味わう行為を「セイバリング」と呼ばれるのだそうです。
セイバリングは喜びを認識し、持続させようという試み。
もし、幸福な体験ができれば、それを誰かとシェアすることも有効。
体験を共有すると喜びがブーストして幸福度が増すのだそうです。
・朝型人間になる
朝方の人のほうがより多くのポジティブ感情を経験している傾向があり、主観的健康とも正の関連がある。
これは体感できると思います。
私は、夜型人間だったのですが、朝型に切り替えたところ頭がすっきりしている分、
効率も良いし、目の前のことをポジティブに捉えられるようになりました。
・他人と比較しない
まさに他人の家の芝は青く見えるという話ですね。
他人と比較してもいいことはあまりないと思っています。
特にSNSは、人の光の部分しか写していないので、見ればみるほど辛くなってしまう人も多いのではないでしょうか。
生存者バイアスと言って、大成した人の情報ばかり目に映るというのもあると思います。
このような「社会的比較」から自由になること。
「社会的比較」とは、同じようなステージにいる他者と自分を比較して自分の境遇や能力を評価しようとする行為。
他人と比べてもいいことはありません。
比べるのであれば、過去の自分にしていきましょう!
良い本とは行動を変えてくれる本である。どれだけ知識が身についても、良い言葉に触れて感化されても、行動が変わらなければあなたの人生は変わらない。
これは真理をついていると思います。
いわゆる自己啓発本を読んで、知識をいくら身につけたところで、思考を変えて、行動を変えていかないとまったく意味がないのです。