ニューエリート
どの会社にも、ずば抜けて頭が切れて活躍しているエリート社員の方っていらっしゃいますよね。
今回は、ピョートルさんの書籍「ニューエリート」を読みました。
新しいエリートの方々の働き方は一体どんなものなのか?
「楽しんで仕事をした者勝ち」の世界がやってくる。
世界に影響を与え、世界を変えようとしているグーグルやフェイスブックなどの企業を見ると、「世界を変える」という大義名分と「楽しいからやっている」というモチベーションがうまく両立しているということを述べられています。
そして、これからの働き方のステージは、クリエイティブエコノミーであると。この時代に生き残る人材や企業は、ゼロから新しい価値を生み出す人々。
彼らに求められるのは「情熱、創造性、率先」の3つであると。
新しい働き方を楽しむのには2つの基準というのがあって、
①重要なのは、仕事で自分が出しているアウトプットにプライドがあるか?
②アウトプットを出すまでのプロセスを楽しんでいるか?
この2点なのだそうです。
自身のアウトプットへのこだわりというのは仕事をする上でとても大事なことですよね。そして、そのプロセスまで楽しめたら確かに最強ですよね。
今の時代の成功の定義とは。
今の時代の成功とは「持続的に成長していること」に加えて「選択肢があるかどうか」。
つまり、1つのコミュニティに依存しているだけでなく複数のコミュニティに属しており選択肢を持てるかどうかがとても大事なのだそうです。結果、それが持続的成長にも繋がるということなのでしょう。
そして、成功者の定義は、
「大きな問題を解決できる人」「コミュニティを作れる人」「社会貢献をしている人」「フォロワーが多い人」
この4点なのだそうです。
ご自身のアウトプットがこの4点に繋がるものであれば、間違いなく成功者へのステップを踏んでいるといってもよいかもしれません。
上手くいかせるコツとしては、
・アフターファイブに勉強するより、仕事に学びを絡める。
・毎年「テーマ」を決めて脱皮する、
・決断は直感で。早く動いて結果を出す。
といったことを意識するとよさそうです。
行動力が境界線
成功者の秘訣は「行動力」。
ピョートルさんも、成功した人たちをたくさん見るうちに、結局は行動したかどうか、さらに言うとスピーディに行動したかどうかが、成功を左右する一番のカギだと述べられているようです。
たしかに成功している経営者の方の話を聞いていると、行動力がとにかくすごい。
そして、とにかく速い。
おそらく失敗もたくさん繰り返されたのかもしれません。
それでも、失敗から学び、何度も何度も挑戦する。それが大事なんですね。
最後に一番印象に残った言葉を紹介しておきます。
自己実現は、自分のレガシーを残すこと。世界に(仕事を通じて)何をもたらしたいのか、世界から(仕事を通じて)何を得たいのかをしっかり決めて生きている人は、ニューエリートです。
素晴らしい言葉ですね。
このようなことを考えながら仕事ができたら、どんなに素晴らしいことでしょうか。
Thinking Point
ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち