お金2.0
お金。
生きていく上でとても大切なものです。
不安が募る将来に向けて、お金とどのように向き合っていけば良いのか。
気になりますよね。
今回は、メタップスを経営される佐藤航陽さんの書籍「お金2.0」を読みました。
テクノロジーの捉え方。
お金のことを考える前に、まずは未来の方向性を考えていくことが大事。
佐藤さんはテクノロジーが未来を変えると述べられています。
テクノロジーの変化は点ではなく線で捉えることが大切。
そのためには「原理」を正しく理解した上で、最新のテクノロジーが将来どのような変化を起こすのかを1つの「現象」として理解することが大事だと述べられています。
テクノロジーの進歩は目まぐるしいです。
だからこそ、表面的なものに惑わされるのではなく「原理」を正しく押さえていくことが大事なんですね。
今起きているのはあらゆる仕組みの「分散化」。
「分散化」とは一体どうゆうことなのでしょう。
なぜなら、既存の経済や社会は「分散化」の真逆の「中央集権化」によって秩序を保ってきたからです。
仮想通貨のキーテクノロジーであるブロックチェーンの話はまさにこの話でしょう。
これからはテクノロジーによって色々なものが「分散化」していくのでしょう。
お金、情報、人、物、いわゆるリソースというものは1箇所ではなく散らばっていくというようになるということなのですね。
「価値」の3分類
お金には価値があります。そもそも、価値とは何か?
本書によると3つあるのだそうです。
①有用性としての価値
「役に立つか?」という観点から考えた価値
②内面的な価値
愛情、共感など、その個人の内面にとってポジティブな効果を及ぼす時に、価値があるという表現
③社会的な価値
個人ではなく社会全体の持続性を高めるような活動も私たちは価値があると表現
今は、人生の意義を持つことが「価値」になるということ。
人生の意義を持つというのは、単に「儲かること」ではなく、「情熱を傾けられること」は何かという視点。
金銭的なリターンを第一に考えるほど儲からなくなり、何かに熱中している人ほど結果的に利益を得られるようになる時代。
あなたが一番したいことは一体なんなのでしょう。
これからの世界は「自分の価値を高めておけばなんとでもなる」になってくるのだそうです。
従来はこれらは企業の経営戦がブランディングのような形でやってきたことが、個人レベルで大切になってくる。
そんな時代が価値を生み、その結果お金を生み出すという風に繋がるんですね。
働く企業を選ぶ際も、これらの自分の価値の最大化につながる環境を選ぶようにした方が良いでしょう。日々の業務の中でも本当に今の活動が自分の価値の上昇につながっているかを常に自問自答し、それがないのであれば年収が高かったとしても別の道を考えてみることが必要になります。重要なのは自分自身と向き合った上で、自らの価値を大事に育てていくことだと私は思っています。
本当にその通りだと思います。