プロセスエコノミー
尾原和啓さんの書籍「プロセスエコノミー」を読みました。
これからの時代、インプットよりもアウトプットが重要だとよく言われます。
しかし、本書ではこの点についてまた別の視点で提言をしています。
それは、アウトプットよりもプロセス。
すなわち、
アウトプットよりもプロセスが価値を産み出す時代に。
ということ。
具体的には、自分の「情報をフルオープンにして旗を立てる」ということ。
1億総発信者時代の「Why」の価値。
「What」(アウトプットの内容)だけでは差別化ができない時代がやってきた。
なぜ「What」を産み出せるのか、「How」(技)も見せながらギャラリーの注目を集める。
そして最も大事なのは、「How」ではなく、なぜやるかという「Why」(なぜやるか・哲学・こだわり)なのだと述べらています。
この点、サイモン・シネックのTEDプレゼンテーションに、Whyを追求すべき重要性が説明されているとのことで、紹介をされていました。
https://www.youtube.com/watch?v=u4ZoJKF_VuA
プロセスエコノミーを体現するためには、「夢中になること」が重要だと述べられています。
夢中には3つの条件があって、
・得意であること
・その得意がやっているだけで楽しいこと
・それが誰かの役に立つこと
これらを満たすことを徹底的にやっていくというのが1つの方向性としてありそうです。
「やりたい」と「強み」が掛け算になると、人は「時間を忘れて集中する」フローという状態になって、ますます成長する。
Thinking Point
これからの時代はアウトプットよりも、そのプロセスをいかに上手く見せるか。そこがビジネス上、極めて重要である!
プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる /幻冬舎/尾原和啓
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