頭を鍛える5つの習慣
とても頭の回転が速い人っていますよね。
頭の良い人達はどのような習慣を持っているのか。
今回は、水上颯さんの書籍「頭を鍛える5つの習慣」を読みました。
帯には、『「行動」を変えて、「思考」を磨く』という言葉。
習慣化までの5つのステップ。
習慣化するためには、以下の5つのステップを踏むのが良いのだそうです。
1.勉強
まずは「自分にあったやり方」を見つける
2.読書
いろいろなジャンル、著者の本を手に取れば、それだけ自分の「思考の幅」が広がる
3.記憶
「覚え方」と「チェック方法」を見直すことで、まるで「ゲーム」のように、暗記を楽しめる
4.時間
何を優先して、何を諦めるのか。今の過ごし方が将来の自分を形づくる
5.アウトプット
自分の考えをアウトプットすれば、新たな「気づき」につながる
学ぶ上で必要な考え方。
学び始めるのは「今」が一番いい。
「いつか」ではなく、「今」学ぶからこそ意味があるのだということなんですね。
そして、「3.記憶」をする上で、大切なのは暗記は「反復」だという事実。
水上さんは、暗記を「筋トレ」と同じようなものだと捉えられています。
どうゆうことかと言うと、
①毎日継続して行うと効果が高いこと、
②地道な努力が必要なことなど、
共通点が多いからだと述べます。
脳も筋肉と似ていて、思考をフルに働かせ続けるためには、絶えず基礎的な能力を磨いていかなければならないのだと言います。
そして、それには、暗記によってベースとなる知識を増やしていく必要があるのだと。
言い方を変えれば、暗記は「思考体力を鍛えている」と述べられています。
「一番」を目指せるものに注力する。
時間は有限です。
だからこそ、一番を目指せるものに注力するのが大事だと述べられています。
限られた人生の時間内にもっと優先すべきことはないか?を考えること。
たとえ一番になれなさそうなことでも、「できるようになりたい」と感じたなら、その気持ちを無視するのではなく、「最低限のレベルはクリアする」ことを意識すると良いのだと述べられています。
「習慣」をテーマにしたのは、頭を鍛える方法を伝えたいという理由だけではありません。日々ちょっとずつ積み上げてきたものが、きっといつかみなさんの支えになる、一歩を踏み出す勇気をくれる。そう確信しているからです。
習慣の力は偉大です。そのような事を考えさせられる一冊です。