言語化力
言葉が自分をつくる。
口は災いの元。
言葉には力が宿るとよく言われます。
今回は、三浦崇宏さんの書籍「言語化力」を読みました。
帯には「言葉にできれば人生は変わる」との言葉。
一体、どのような内容なのでしょうか。
言葉の使い方。
この時代に言葉をうまく使って生きていくために、わかっておくべき3つのポイントがあるのだと言います。
1 誰もが「伝える価値」を持つ時代になった
2 言葉こそが最強の問題解決の手段だ
3 「言葉」を駆使すれば、戦わないで勝てる
言葉の使い方ひとつで、結果が変わる。
そして、自分なりに「言葉」にできた人が「総取り」できる時代だと言います。
思考を言語化するプロセス。
ある問題や事象について、何かを語るとき、思考を言語化するには以下の4つのプロセスを踏むのが大事なのだそうです。
1.スタンスを決める
2.本質を掴む
3.感情を見つめる
4.言葉を整える
特に大事なのは、自分のスタンスを決めること。
ポイントは、
自分が絶対曲げたくない価値観が何なのかを考えることだと述べられています。
「印象に残る言葉」の生み出し方。
相手に伝えるための印象に残る言葉は、どのように生み出せば良いのか?
それは、
・「短くシンプル」か
・「意外性」があるか
・「学び」があるか
・明日から「すぐにやれる」か
その言葉によって、何かが動いたり、何かが変わったりすぐのが「いい言葉」だと述べられています。
たしかに、これらを踏まえて、言葉を考えると相手に強い印象を残すことができそうですね。
最後に、論理=ロジックの話です。
「論理」よりも「握手できる」ことの方が大切。ビジネスでは、よく「論理性」が大事にされるが、実は論理的であることは、あまり大事ではない。「論理的である」ことより「握手できる」ことの方が大切。
すべてのビジネスが人対人である以上、これは極めて大切ですね。