ほんやのポンチョ

ほんやのポンチョ

10数年ぶりに絵本を購入しました。

生まれたばかりの息子に読み聞かせたいと思います。

この絵本は、西野亮廣さんが書かれた物語です。

どんな話かというと『世界にたったひとつだけの「しるし本」を売る本屋さん』のお話です。

「しるし本」とは?

本書で出てくる「しるし本」は、読み手が引いたマーカーや、いわゆるドッグイヤー言われる折り目は、世界に一冊の本であるため、希少性があり価値があるのだといいます。

欲しい人によっては喉から手が出るほど価値があるのでは?という仮説がベースになっています。

これからの時代は、一見すると価値がなさそうなものが価値を生み出す時代です。

ポイントは「信用」を売るという点に尽きます。

それをうまくマッチングさせようとする視点は流石ですね。

個人の能力や信用が自在に可視化され、価値を持つ時代だからこそ新しいマーケットになっていくのでしょうね。

絵本としての読みやすさ

リズムとテンポの良い言葉で物語が展開していき、絵もとてもポップで綺麗です。

ま想定外の展開もうまくエッセンスとして取り入られており、飽きることなく何度でも読み返せそうな内容です。

また、日本語の下にすべて英語が付いているので、語学教材としても上手く利用できそうです。

Thinking Point

個人の信用を売る「しるし本」のようなマーケットは今後広がってくる。何気ないものに価値が宿る時代。見渡して考えてみよう!

絵本ですが学びの得られる一冊だと感じました。