私がハーバードで学んだ世界最高の「考える力」
最近になって、「思考体力をつけろ!」といった言葉をよく聞きます。
今の時代は、インターネットを使えば何でも情報が手に入る時代。
確かに、深く考えずに言葉を発してしまうことって多いですよね。
だからこそ、「考える力」が重要。
今回は、廣津留すみれさんの書籍『私がハーバードで学んだ世界最高の「考える力」』を読みました。
帯には、「大分の県立高校から独学でハーバードに現役合格&首席で卒業」されたという言葉。
めちゃくちゃ優秀で凄そうな人です。
そんな廣津留さんの思考のコツを学んでいきたいと思います。
自分のバリューの出し方。
いきなり、コンサルタントみたいな表現ですが、自分のバリューが大事だと述べられています。
具体的には、「他人とは違う意見を発信して自分のバリューをアピール」すること。
そのためには、根本的に「考える力」を磨く必要があるのだという。
考える力を磨くコツは5つあるのだそうです。
1.予習で何を発言するか決めてメモしておく
2.とりあえず誰よりも先に意見を言う
3.細かい指摘をする
4.意地でもかぶらない意見をいう
5.かじりつくように議論を聞いて、なんとか新しい意見や質問を固める
意外と大事なのは、1ですね。事前のインプットと思考があると、アウトプットのハードルはグッと下がるような気がします。
私は、OneNoteというクラウドアプリを使って、論点を整理して自分の考えを整理するようにしています。
考える力を高める質問。
あなたは、以下の質問に答えらるでしょうか。
発言するときは、イエス、ノーだけでなく、その理由を加えて話していますか?
解決すべき課題をリストアップして問題をクリアしていますか?
ふと頭に浮かんだ疑問を考え抜いたことがありますか?
いまのアイデアを将来のために書き留めていますか?
私自身、あまりできていなかったというのが現状です。
特に、将来のためにアイデアを書き留めるという行為は、緊急性がなくてできておりませんでしたが、いつの日か役立つタイミングがあるかもしれません。
しっかりメモを取れと言うことですね。
考えるための習慣づくり。
特に、オープンマインドでいることの重要性を説かれています。
色々な意見があって当然。
それをうまく受け入れて、自分の考えをより深堀りしてみるという考え方は素晴らしいです。
また、怠けがちな脳に刺激を入れるために自分と向き合う時間を設けることも大事だと言います。
例えば、本書では、自分の存在価値を高めるためにも、考えることをタスク化して、5分単位で「自分と向き合う」時間をつくってみることを推奨されています。
さらに、集中して考えるための3要素「場所」「時間」「環境」をそれぞれ最適化すると良いといったアドバイスもされています。
特に大切なのは、チャレンジすること。
チャレンジすれば自分の得意分野にたどり着く。チャレンジするのに too late はない。
よくある自己啓発書にありがちな表現ではありますが、廣津留さんのような素晴らしい経歴をお持ちの方は、途方もないチャレンジを繰り返して、今のポジションまで辿りつかれたのでしょうね。
本当にすごいことです。