自ら学びつづけるには正しいコツがあった。by「独学の技法」

知的戦闘力を高める独学の技法

みなさんは普段、何か勉強はされていますか?

勉強は人から教わることが基本かと思いますが、そこから自分の知識を整理して、
使いこなせるようにするためには独学の時間が必要でしょう。

自分の時間を使って、最大限の成果に繋げていくにはどのような技術があるのでしょうか。

今回は、コンサルタントの山口周さんが書かれた書籍「知的戦闘力を高める独学の技法」を読んでみました。

帯には「知識を使いこなす最強の独学システム」と書かれてあります。

これは期待ができそうです。

今「独学」が必要な4つの理由とは?

そもそも、今の時代に「なぜ独学が必要なのでしょうか?」

本書によれば4つの理由があると述べられています。

①知識の不良資産化
つまり、今まで学校で学んだ知識は急速に時代遅れとなる。

②産業蒸発の時代
テクノロジーの進歩によりイノベーションは、今ある仕組みを根底から覆してしまう時代が到来する。

③人生三毛作
労働時間は長くなるのに、企業の「旬の寿命」は短くなってしまう。
つまり、企業での与えられた仕事だけでは生活することが難しくなるということ。

④クロスオーバー人材
2つの領域を横断・結合できる知識を持つ人材こそ活躍の場ができる。

私は②の産業蒸発の時代だからこそ独学で学ぶ意義があるのではないかと思っています。

破壊による「会社の突然死」とも表現されるこの話。

ものすごい速さで変化していく時代だからこそ、そのようなタイミングはどこかでやってくるでしょう。

環境の変化にうまく適応するために、私たちは学び続ける必要があるのですね。

独学のシステムとは?

本書によれば、独学のプロセスというのは大きく分けて4つあるのだそうです。

①戦略
②インプット
③抽象化・構造化
④ストック

この4つの内容をもう少し噛み砕いて言うと次のようになります。

①戦略
どのようなテーマについて知的戦闘力を高めようとしているのか、その方向性を考えること

②インプット
戦略の方向性に基づいて、本やその他の情報ソースから情報をインプットすること

③抽象化・構造化
インプットした知識を抽象化したり、他のものと結びつけたりすることで、
自分なりのユニークな示唆・洞察・気づきを生み出すこと

④ストック
獲得した知識と、抽象化・構造化によって得られた示唆や洞察をセットとして保存し、
必要に応じて引き出せるように整理しておくこと

おそらく多くの人は①〜②で完結させてしまっている方も多いのではないでしょうか。

一番、思考を必要とするのは③の部分でしょう。

インプットした知識を定着させるプロセスとも言えるかもしれません。

ポイントは『覚えることを目指さないこと』と述べられています。

新しい知識を身につけたら、他の知識とどのように抽象化して関連付けていくか。

それを考えることで、自分なりの仮説を持っておくということですね。

仮説を持つというのは「これは◯◯〜ではないか?」といった考えを持つことだと言えます。

いまこそリベラルアーツを学ぶ。

リベラル・アーツを学ぼうという話が話題になるようになりました。

ビジネスに直接役立つフレームワークやロジカルシンキングなどの考え方だけでなく、
いわゆる教養を学んでおこうということです。

これには幾つか理由があります。

①イノベーションを起こす武器となる

②キャリアを守る武器となる

③コミュニケーションの武器となる

④領域横断の武器となる

⑤世界を変える武器となる

一流のビジネスパーソンの中では一般教養を知っていることは最低限マナーであり、共通言語。

知らなければ、人としての浅さが見透かされるということ。

だから、コミュニケーションやキャリアを守る武器になるということなのでしょう。

そして、今は多様性の時代。

幅広い多様な知識を持っておくことで「イノベーティブな考えができるようになる」ということなのですね。

最後に、本書で一番大事だと思ったのは以下の文章です。

独学による「知識戦闘力の向上」を目指すのであれば、まずは闇雲なインプットの前に、独学の大きな方針となる「独学の戦略」を決めることが重要です。
さらにこの「戦略」を具体化する際には、もちろん「何をインプットするか」を考えることも重要なのですが、同時にまた「何をインプットしないのか」を定めることが重要です。

情報洪水の中で、何を情報としてインプットしていくべきか。

情報の量よりも「質と密度」を求めなさい。ということですね。

言われてみれば当たり前ですが、その取捨選択ができるかどうかがポイントですね。

Thinking life

独学にもコツがある。正しい方針と戦略で情報を絞込み、正しいステップで自らの血肉にせよ!

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